電力自由化後も関西電力で契約するメリットと4人家族の電気料金

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一時、電力自由化については、いろいろ言われていましたが、最近は比較的静かなため、すっかり忘れていました。

2016年4月1日、企業から個人まで完全に電力が自由化されました。

一個人である我が家(4人家族)の電気料金を洗い出し、新規の小売電力会社への乗り換えを検討するにはちょうどいい機会です。

しかし、現在契約中の関西電力も、電力自由化の波に押され、さまざまなサービスの向上が期待できます。安易に乗り換えるのもリスクを伴います。

まず、乗り換える前に関西電力の契約メニューの変更で、何とか我が家(4人家族)の電気料金が安くならないか。関西電力で契約するメリットを洗い出してみようと思います。

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電力自由化と我が家(4人家族)の電気料金の洗い出し

自分の立ち位置を知らなくては、電力自由化のメリットを享受することはできません。

月々の携帯代(スマホ代)は気にすることがあっても、あまり電気料金は気にすることはありませんでした。

電力自由化をきっかけに、平均的な2人以上の家庭と我が家(4人家族)の電気料金が、どのように異なるかを調べることにしました。

2015年の2人以上家族の電気料金の平均

2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の2015年の電気料金は次の通りです。

2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の2015年の電気料金の年間推移

総務省統計局の資料を参考に作成

  • 1年の電気料金  =129,310円
  • 月の平均電気料金=10,776円

2人以上家族では、1年の中で2月がもっとも電気料金が高いことがわかります。特に寒い時期の1月~3月の電気料金が高いのが目立ちます。

2015年の我が家(4人家族)の電気料金の平均

我が家は、私、妻、幼児2人の4人家族で、マンションに住んでいます。ごく普通の一般家庭です。

次のグラフの赤色の線が、我が家(4人家族)の電気料金です。

我が家と全国平均の電気料金の違い(グラフ))

関西電力「はぴeみる電」を参考に作成(月日数補正)

  • 1年の電気料金  =128,228円
  • 月の平均電気料金=10,686円

1年の中では、2月がもっとも電気料金が高いことは、全国平均と同じですが、8月にも電気料金の第2ピークがあります。

我が家(4人家族)は、季節による電気料金の高低が、平均よりあるようです。

妻、子供は昼間も自宅にいます。

2月、8月の2つのピークの原因は、おそらくエアコンの電気料金です。

特に夏場は24時間どこかのエアコンが稼働しているからでしょう。とはいえ、我が家(4人家族)のエアコンは、通年エネルギー消費効率7以上の省エネタイプなんですけど…。

我が家(4人家族)と、2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の2015年の年間電気料金の差は、わずか1082円です。

浪費家族でもないことがわかり、ほっとしました。

次のグラフは、我が家(4人家族)の1日の電気料金と電気使用量の推移です。

我が家の一日の電気料金と電気使用量のグラフ

我が家(4人家族)の電気料金は、1日200円~550円くらいかかっていることがわかりました。電気料金ってけっこうコストがかかるんですね。

電気料金も、携帯代と同じように取り締まっていかねばなりません。そして電力自由化のメリットを享受したいと思います。

関西電力の電気料金メニューの見直し
(電力自由化乗り換え前検討)

関西電力の電気料金メニュー「従量電灯A」

現在、関西電力の「従量電灯A」を契約しているらしいです。契約した覚えはありませんが、契約しているようです。

関西電力の「従量電灯A」は、一般家庭で最もポピュラーな電気料金契約です。

電気を使用する季節や時間帯に限らず、電気の使用量に合わせて電気料金単価が3段階ステップアップしていきます。

従量電灯Aと従量電灯Bの電気料金の比較(表、グラフ)

出典:関西電力HP

関西電力「eスマート10(電力自由化後の新電気料金メニュー)」に変更検討

eスマート10は、関西電力の4月1日から契約できる電力自由化に向けた新しい電気料金メニューです。

電気を使用する季節時間帯によって、電気料金単価が異なるのが特徴です。

eスマート10の10月~6月の電気料金単価

eスマート10の7月~9月の電気料金単価

出典:関西電力HP

「eスマート10」では、電力需要が高い時期である夏や、電力需要の高い時間帯である昼間の電気料金単価が、高くなる代わりに、夜の時間帯の電気料金が安くなります。

eスマート10は、昼に母はパートなど、子供は学校などで家にいない家庭にはいいメニューかもしれませんね。

ただ、夏休みの電気料金が、たいへんなことになりそうです。

関西電力「はぴeみる電」のシミュレーション機能(後述)を使って、我が家(4人家族)の「eスマート10」メニューに変更後の電気料金を確認すると

+7,905円

電気料金が全く安くなりませんでした。変更によるメリットはありません。

次に行きましょう。

関西電力「時間帯別電灯」に変更検討

「時間帯別電灯」は、電気を使用する時間帯によって、電気料金単価が異なるのが特徴です。

時間帯別電灯の電気料金単価

出典:関西電力HP

「時間帯別電灯」の電気料金単価は、夜は割安になりますが、昼間は割高になります。そのため、夜のご使用量の割合が高いほど、電気料金は安くなります。

こちらのメニューも、昼、母はパートなど、子供は学校などで家にいない家庭にはいいメニューかもしれません。

関西電力「はぴeみる電」のシミュレーション機能を使って、我が家(4人家族)の「時間帯別電灯」メニューに変更後の電気料金を確認すると

+1,301円

「時間帯別電灯」も我が家(4人家族)のニーズには合致しませんでした。変更によるメリットはありません。

関西電力の電気料金メニューの見直し結果

従量電灯 eスマート10 時間帯別電灯
+7,905円 +1,301円

我が家(4人家族)の電気の使い方の場合、関西電力の電気料金メニューの見直しでは、電力自由化による料金削減のメリットは得られませんでした。

電力自由化比較サイトのおすすめプランで電気料金(電気代)1万円節約
電力自由化比較サイト「エネチェンジ」「価格.com」で、上位表示した新電力会社6社7プランを、さらに比較してみます。料金体系は何パターンかに集約されることがわかりました。

関西電力で契約を継続するメリット

メリット1:関西電力「はぴeみる電」が楽に使える

関西電力「はぴeみる電」とは、インターネットやスマホで電気料金や使用量をチェックできる「電気ご使用量のお知らせ照会サービス」のことです。

私は関西電力契約歴18年のヘビーユーザーです。

関西電力に、このようなサービスがあることは知っていましたが、使用するのは初めてです。

関西電力「はぴeみる電」は、関西電力の契約がない方でも使用できるようですが、電気料金や使用量を随時入力が必要だと思います(関西電力加入者のため、そのあたりはよくわかりません)。

関西電力の契約があると、自動で電気料金や電力使用量が上書きさえるため、次の様なグラフも自動で作成してくれます。

関西電力「はぴeみる電」の電気量グラフ作成サービス

関西電力「はぴeみる電」の他のメリットは、登録すると54円の電気料金の割引を受けることができます。

関西電力「はぴeみる電」のデメリット

関西電力「はぴeみる電」にはデメリットもあります。

関西電力「はぴeみる電」に登録すると、紙の「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」が投函されなくなります。

関西電力「はぴeみる電」には、54円のメリットがありますが、電力使用量や電気料金を紙で管理している方には、デメリットです。

メリット2:はぴeポイントがたまる
(電力自由化後の関西電力新サービス)

「はぴeポイント」とは、関西電力のポイントのことで、電力自由化後の4月1日からスタートした新しいサービスです。

ログイン、「はぴeみる電」のコンテンツの利用、アンケートなどで、「はぴeポイント」がたまります。

たまった「はぴeポイント」は、アイテムと交換したり、ポイント提携会社のポイントに交換したりすることができます。

「はぴeポイント」の交換アイテムの例

  • HAKOYA ステンレスマグボトル 赤ハンコうさぎ
  • ペスカロロ IH対応ガラス蓋付フライパン 26cm
  • ツインバード ハンディーアイロン&スチーマー
  • リンベル VALUE CHOICE(バリューチョイス)カタログギフト[久方]
  • アイリスオーヤマ ノンフライ熱風オーブン レッド

「はぴeポイント」交換の例

  • 楽天ポイント(楽天)
  • WALLETポイント(au)
  • dポイント(ドコモ)
  • nanacoポイント(セブンイレブン)
  • WAONポイント(イオン)
  • Pontaポイント
  • ANAマイレージクラブ(ANA)

メリット3:電気駆けつけサービス
(電力自由化後の関西電力新サービス)

関西電力と契約していると、電気のことで何か困ったことがあったときに、無料で対応してくれるそうです。

電力自由化後の4月1日からスタートした関西電力の新しいサービスです。

夜間、休日につきましては、関西電力の関係会社等にて初動対応(一部エリアを除きます)を行い、翌営業日に関西電力にてフォローさせていただきます。

関西電力HPの注意事項より

私は、電気のことで一通り困った経験がありますので、これからこのサービスが必要かどうかは微妙です。

それにしても、初動対応とは何のことでしょうか?一部エリアも気になります。

24時間いつでも問題が解決するわけではなさそうです。

メリット4:はぴe暮らしサポートとクラブオフ
(電力自由化後の関西電力新サービス)

月に100円支払う(無料になる条件もあります)ことで、クラブオフの優待を受けることなどが出来るようになります。

クラブオフとは、会社の福利厚生や、クレジットカードに付帯される利用価値が非常に高いサービスの一種です。詳細はクラブオフのHPを見てください。

私も、たまにクラブオフの優待を使います。

最近では、映画ドラえもん「新のび太の日本誕生」の優待を受けて、お得に映画鑑賞してきました。子供が感動のあまり、号泣していました。

まとめ

  1. 2016年4月1日、企業から個人まで完全電力自由化開始
  2. 我が家(4人家族)の電気使用量は、平均的ではあるが、エアコンの使用量は多め
  3. 関西電力の電気料金メニューでは、我が家(4人家族)の電気料金を安くすることはできなかった
  4. 関西電力で契約するメリットは主に4つ
    1. 「はぴeみる電」が楽に使える
    2. はぴeポイントがたまり、(電力自由化後の新機能)アイテムや提携会社のポイントに交換できる
    3. 電気駆けつけサービス(電力自由化後の関西電力新サービス)
    4. 利用価値が非常に高いサービス「クラブオフ」が使える(原則有料)