アレジオン20(市販)、アレジオン(薬局)、エピナスチン(ジェネリック)の違い

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花粉症持ちの方であれば、一度はアレジオンを飲んり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。

アレジオンは効果と副作用(眠気など)のバランスが取れた標準的な花粉症薬です。

アレジオンは1994年に第一号が発売されてからどんどん種類が増えています。

  • 1994年:アレジオン20mg、10mg(薬局)
  • 2005年:アレジオンドライシロップ(薬局)
  • 不明:エピナスチン20mg、10mg(ジェネリック)
  • 不明:エピナスチンドライシロップ(ジェネリック)
  • 2011年:アレジオン10(市販)
  • 2013年:アレジオン点眼液(薬局)
  • 2015年:アレジオン20(市販)
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アレジオン20(市販)発売

アレジオンの市販はアレジオン10のみでしたが、2015年12月1日にアレジオン20が発売されました。

アレジオン(市販)とアレジオン(薬局)
左:アレジオン20(市販)
右:アレジオン20mg(薬局)

※アレジオンは10mgより20mgの使用が圧倒的ですので、本記事のアレジオンとはアレジオン20mgを指すこととします。

アレジオンはエピナスチンを有効成分とする非鎮静性の第2世代抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)です。

花粉症の症状や(皮膚のかゆみ、喘息)の緩和を目的として使用されています。

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アレジオン(市販)、アレジオン(薬局)、エピナスチン(ジェネリック)の添加物の違い

アレジオン(薬局)とエピナスチン(ジェネリック)の添加物の違い

添加物とは、錠剤の形を整えるためや、安定性の向上のために使用されている有効成分以外の成分をいいます。

アレジオン
有効成分エピナスチンと
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、マクロゴール6000、タルク、酸化チタン…などの添加物で構成

アレジオンとそのジェネリックであるエピナスチンは、有効成分が同じですが添加物が違います

しかし、ジェネリックの中にはオーソライズドジェネリックと呼ばれる添加物も先発品と同じ特別なジェネリックがあります。

オーソライズドジェネリックとは、製造の元となる原薬、添加物、製造方法などが先発医薬品と同一のジェネリックです。

(アレジオンにはオーソライズドジェネリックはありません)

オーソライズドジェネリックの例

先発 オーソライズドジェネリック
アレグラ フェキソフェナジン「SANIK」
キプレス
(シングレア)
モンテルカスト「KM」
クラビット レボフロキサシン「DSEP」
バルトレックス バラシクロビル「アスペン」
ムコスタ レバミピド「オーツカ」

「○○」はメーカー名が入ります。

例えば、フェキソフェナジン「SANIK」は日医工サノフィの呼称です。
フェキソフェナジン「サワイ」や「トーワ」は普通のジェネリックです。

アレグラFX(市販)、アレグラ(薬局)、フェキソフェナジン(ジェネリック)の違い
アレグラ(フェキソフェナジン)は医師が診察して薬を処方しますが、アレグラFXは市販薬であるため安全性を重視します。そのため、若干の違いがあります。

アレジオン(市販)とアレジオン(薬局)の添加物の違い

アレジオン(市販)とアレジオン(薬局)も添加物の違いはありません。全く同じです。

なぜならば、アレジオン(市販)はアレジオン(薬局)と同一の原薬、添加物で製造されているからです。

(アレジオン(市販)の開発発売には、アレジオンの製造発売元「ベーリンガーインゲルハイム」が関わっています)

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アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の効能の違い

エピナスチンはアレジオンのジェネリックですので、効能は同じです。

一方、アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の効能には大きな違いがあります。

アレジオン(エピナスチン)は皮膚のかゆみ・喘息に使用できますが、

アレジオン(市販)は花粉症、ハウスダストなどの鼻アレルギー以外には使用できません。
(アレジオン(市販)は、皮膚のかゆみに使ってはいけない)

  効能
アレジオン
(市販)
花粉症、ハウスダストなどの鼻アレルギー
(くしゃみ、鼻水、鼻閉など)
アレジオン
(薬局)
アレルギー性鼻炎
気管支喘息
蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、湿疹などのかゆみ
アレジオン(エピナスチン)は子供も大人も1日1回でOK!効果と副作用
アレジオンは効果と副作用(眠気など)のバランスが取れた標準的な花粉症薬です。子供から大人まで1日1回の服用で効果が持続するため、飲み忘れの心配も少ないです。

アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の対象年齢の違い

アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)は対象年齢は15歳以上で同じです。

ただし、アレジオン(薬局)には子供用にアレジオンドライシロップ(アレジオンDS)があり、3歳以上から服用可能です。

アレジオンの1回あたりの用量

 – 年齢 3歳
~6歳
7歳
以上
15歳
以上
市販 アレジオン20 × 1錠
薬局 アレジオン20mg × 1錠
アレジオンDS 0.5g~1g 1g~2g

アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の用法の違い

アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の用法の違いはほとんどありません。

  用法
アレジオン(市販) 1日1回就寝前
アレジオン
(エピナスチン)
1日1回

アレジオン(薬局)の用法は1日1回ですが、眠気などの副作用に注意して就寝前で使用されることが多いです。

さらに、アレジオン(エピナスチン)は食事の影響を受け、食後よりも就寝前の方が花粉症に対する効果が強いです。

アレジオンの食後服用と空腹時服用の効果の差

アレジオンを食後に服用した場合、空腹時服用と比較してAUCは62%低下します。

AUCとは、エピナスチン(有効成分)が血中に入ってきた総量のことです。
AUCは効果の強弱を測るひとつの目安です。
エピナスチンが血中に多く入るということは、それだけ強い効果が期待できます。

花粉症市販薬のアレジオン(市販)は、アレジオンと添加物も含めて有効成分が全く同じでした。

そのため、アレジオン(市販)も同様の結果が出るはずです。

アレジオン(市販)の用法が1日1回ではなく、1日1回就寝前になっているのはこのためです。

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アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の効果の違い

アレジオンはエピナスチンを有効成分とする抗アレルギー薬で、2つの作用が花粉症に効果を表します。

  1. 抗ヒスタミン作用
    (アレルギー性鼻炎)
    (蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬)

  2. 抗ロイコトリエン作用
    (アレルギー性鼻炎、気管支喘息)

抗ヒスタミン作用
(鼻水、皮膚・目のかゆみに効果)

ヒスタミンは主に鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの花粉症症状や皮膚のかゆみを起こすケミカルメディエーターです。

アレジオン(エピナスチン)はヒスタミンをブロックして、これらの花粉症・皮膚症状を緩和します。【抗ヒスタミン作用】

アレジオンの効果(中等度改善以上の有効率)

  • 通年性アレルギー性鼻炎:47.7%
  • そう痒性皮膚疾患:74.2%

※ただし、アレジオン(市販)は皮膚のかゆみに使ってはいけない

抗ロイコトリエン作用
(鼻づまり、喘息に効果)

ロイコトリエンは、鼻粘膜を荒らして鼻づまりや喘息を起こすケミカルメディエーターです。

アレジオン(エピナスチン)には抗ヒスタミン作用に加えてロイコトリエンをブロックする作用があります。【抗ロイコトリエン作用】

アレジオンの効果(中等度改善以上の有効率)
気管支喘息有効率:47.0%

※ただし、アレジオン(市販)は喘息に使ってはいけない

純粋な抗ロイコトリエン薬にキプレス(シングレア)がありますが、

抗ヒスタミン作用と抗ロイコトリエン作用を持ち、喘息に効果が認めてられている抗ヒスタミン薬は珍しいです。

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アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)副作用の違い

アレジオン(市販)とエピナスチン(ジェネリック)の副作用調査は行われていませんが、アレジオン(薬局)と同程度だと考えられます。

アレジオン(薬局)臨床試験及び市販後の使用成績調査での副作用の集計結果は次のとおりです。

副作用 副作用頻度(%)
副作用全体 3.12
眠気 1.21
口渇(喉の渇き) 0.33
倦怠感 0.32
胃部不快感 0.20
嘔気 0.18
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アレジオン(市販)とアレジオン(エピナスチン)の価格の違い

アレジオン(市販)は花粉症市販薬のため自由価格ですが、アレジオン(エピナスチン)には薬価(国が決めた一律の価格)があり健康保険が使えます。

地域差や季節差もありますが、アレジオン(市販)の12錠あたりの価格は1300円~1800円です。

1錠価格(円) 3割負担価格
アレジオン(市販) 108~150
アレジオン(薬局) 120.3 36.1
エピナスチン
(ジェネリック)
29.4~69.5 8.82~20.85

健康保険を使った方が安く見えますが、病院では診察料、薬局では技術料などが別途必要です。

【調剤報酬(薬代)】一包化加算、内服薬、外用薬の調剤料の計算
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アレジオン(市販)を購入した方が安い場合もあります。

まとめ

  アレジオン
(薬局)
アレジオン
(市販)
エピナスチン
(ジェネリック)
有効成分 エピナスチン
添加物 同じ 違う
効能 花粉症
皮膚疾患
喘息
鼻花粉症のみ 花粉症
皮膚疾患
喘息
効果 同等
対象年齢 15歳以上
価格 薬価 自由価格 薬価