スピール膏(サリチル酸)を使った魚の目の芯・タコの取り方

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魚の目

足の裏などにできる魚の目(ウオノメ)・タコは、圧迫・摩擦・刺激に対する皮膚の防御反応です。

魚の目・タコはセットで考えられがちですが、

皮膚の奥側(内側)深いところへ角質が増殖して芯を作るのが魚の目で、
皮膚の表面(外側)に増殖して分厚くなっていくのがタコです。

魚の目・タコの治療方法は

  • メスで取り除く
  • 液体窒素で焼く
  • 貼り薬(スピール膏)を使う
  • 塗り薬(サリチル酸ワセリン)使う

などがありますが、自宅でできる治療法は貼り薬(スピール膏)、塗り薬(サリチル酸ワセリン)を使うです。

スピール膏・サリチル酸ワセリンを使った後、何らかの方法で魚の目ならば芯を除去、タコならば分厚い部分を削る必要があり、それなりに技術が必要です。

※スピール膏には病院用のスピール膏Mと、市販薬のスピール膏があります。

本記事の

  • スピール膏Mは病院用
  • スピール膏市販は市販用
  • スピール膏は両方(共通)を指します。
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魚の目(鶏眼)とは

魚の目は正式には鶏眼(けいがん)と言います。

鶏眼は、魚の目玉に似ていることから魚の目と一般的に言われています。

魚の目の多くは足の裏や指横や指間に発生します。

魚の目は、合っていない靴による圧迫・摩擦・刺激による足の変形が原因と考えられているからです。

魚の目を放置すると、角質柱という固い芯ができてきます。

芯は皮膚の奥側(内側)深いところへ向かって大きくなり、やがて神経を圧迫して痛みを感じるようになります。

歩くときに接触する足の裏に魚の目ができると、歩くたびに痛みはどんどん強くなっていきます。

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タコ(胼胝腫)とは

タコとは、皮膚が何かにこすれたり圧迫されたりして、角質が厚くなり盛り上がった状態を言い、足の裏のこすれやすいところ主に発生します。

受験のときに、手の中指などにペンダコを作っている方もいます。

タコは正式には胼胝腫(べんちしゅ)と言います。

魚の目は痛みをともないますが、タコはほとんど痛みはありません。

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スピール膏の成分サリチル酸の効果

スピール膏の有効成分はサリチル酸です。

サリチル酸には角質軟化溶解作用(皮膚を溶かす作用)と弱い抗菌作用があります。

スピール膏と同じサリチル酸を有効成分にする薬に、サリチル酸ワセリンがあります。

サリチル酸ワセリンは、水虫、にきび、アトピー、かかとひび割れ・・・。
多くの皮膚病に効果があり使用されています。

乾癬、白癬(水虫)、癜風(でんぷう)、角化症(かかとひび割れなど)、湿疹(角化を伴う)、口囲皮膚炎、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、アトピー性皮膚炎、ざ瘡(ニキビ)、多汗症、その他角化性の皮膚疾患。

サリチル酸ワセリン添付文書より抜粋、加筆

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スピール膏の使えないところ

  • スピール膏は、目の周囲・粘膜・顔面は使えません。
  • 炎症・傷・化膿部分にも使えません。
  • ウイルス性のイボ(ウイルス性疣贅(ゆうぜい))にも使用できません。

スピール膏のサリチル酸濃度は、サリチル酸ワセリンと比較すると5倍~10倍で、強力な角質軟化溶解作用があります。

魚の目・タコ以外の皮膚につけた場合、痛みがでたり白くふやけてきます。

スピール膏は魚の目・タコを超える大きさを貼ってはいけません。

(スピール膏Mの使い方参照)

スピール膏Mの使い方(病院用)

スピール膏M

  1. 魚の目・タコと同じ大きさか少し小さいくらいの大きさにスピール膏Mを切り取る
  2. 切り取ったスピール膏Mを、魚の目・タコの中心に貼る
  3. スピール膏Mがズレないように絆創膏などで固定する
  4. 2~5日に1回、新しいスピール膏Mと交換する

スピール膏Mを使った魚の目の芯・タコの取り方

タコの取り方

スピール膏Mでタコがやらかくなってきたら(白くなってきたら)消毒したピンセットなどで痛みを感じない白いところを取り除きます。

タコ取り除いてから皮膚に痛みを感じなくなった後、「スピール膏Mの使い方」に戻ります。

何回かこの作業を繰り返せば、少しずつタコは取り除かれていき改善してきます。

一方、魚の目は芯があるため本当にしつこいです。スピール膏Mでは魚の目はなかなか治りません。

魚の目の芯の取り方

スピール膏Mで魚の目がやらかくなってきたら(白くなってきたら)消毒したピンセットなどで痛みを感じない白いところを取り除きます。

スピール膏で魚の目の芯・タコを取った

画像の出典:スピール膏M HP

魚の目取り除いてから皮膚に痛みを感じなくなった後、「スピール膏Mの使い方」に戻ります。

魚の目は芯を完全に取り除かない限り再発します。

私もスピール膏Mを使って魚の目の芯の除去中です。なかなか治りません。
(魚の目じゃなかったりして。ウイルス性のイボ?液体窒素は痛いのでもう少しがんばります)

魚の目の芯が取り除けない場合は、病院を受診してください。

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市販薬スピール膏シリーズ

スピール膏は市販薬としてシリーズ化されています。

  • スピール膏(1973年発売)
  • スピール膏液(1993年発売)
  • スピール膏ジェル(2017年発売)

スピール膏(フリーサイズ)は病院用のスピール膏Mと同じ有効成分サリチル酸を含む貼り薬です。
(サリチル酸濃度も同じ)

違いはサイズ調整パッド固定用テープがセットになっていることです。

スピール膏Mとスピール膏市販の違い

スピール膏市販(フリーサイズ)の使い方

  1. 魚の目・タコと同じ大きさか、少し小さいくらいの大きさにスピール膏市販を切り取る
  2. 切り取ったスピール膏市販を、魚の目・タコの中心に貼る
  3. 魚の目の芯が痛む時はパッドを貼る
  4. スピール膏市販がズレないようにテープで固定する
  5. 2~5日に1回、新しいスピール膏市販と交換する

魚の目の芯とタコの取り方は「スピール膏Mを使った魚の目の芯・タコの取り方」と同じです。

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スピール膏市販(指・足裏用)の使い方

スピール膏市販には指用・足裏用もあります。

スピール膏市販(指・足裏用)とフリーサイズのスピール膏市販の違いは次の2点です。

  • フリーサイズ
    魚の目・タコの大きさに自分でスピール膏を切る
  • 指・足裏用
    サイズ調整シールを使って魚の目・タコの大きさに調整する

スピール膏市販(指・足裏用)の使い方

  1. 魚の目・タコと同じ大きさか、少し小さいくらいの大きさのサイズ調整シールを貼る
  2. スピール膏市販(指・足裏用)を、魚の目・タコの中心に貼る
  3. スピール膏市販(指・足裏用)がズレないように固定用テープで固定する
  4. 2~5日に1回、新しいスピール膏市販(指・足裏用)と交換する

魚の目の芯とタコの取り方は「スピール膏Mを使った魚の目の芯・タコの取り方」と同じです。

スピール膏の副作用

スピール膏の副作用頻度の調査は行われていません。不明です。

スピール膏が合わない場合かゆみ・腫れが起こる可能性があります。

また、魚の目・タコを取ったところが痛みとして現れる場合があります。新しい角質が再生されるまでは絆創膏などを貼ってカバーします。

数日痛みがとれない場合は、魚の目・タコの角質部分を取ったところに細菌が感染している可能性があるため、病院を受診してください。

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スピール膏と風呂

スピール膏は貼ったまま風呂に入れます。

スピール膏の交換は風呂上りの角質がやわらかくなっているタイミングで行うと、よりいっそう効果が期待できます。

風呂に入ったときスピール膏が取れてしまったときは、風呂上りに貼り替えます。

ただし、スピール膏は基本的に2~5日は貼りっぱなしで効果が出る貼り薬です。あまり交換頻度が高いとサリチル酸の浸透が減弱する可能性があります。

まとめ

  1. 魚の目・タコは、圧迫・摩擦・刺激を受けやすい部分(足の裏など)によく出現する
  2. タコは痛みはほとんどないが、魚の目は芯が深く入り込むと痛みが出る
  3. スピール膏の有効成分はじサリチル酸。同成分の塗り薬にサリチル酸ワセリンはかかとひび割れなどに有効
  4. スピール膏は魚の目・タコを超える大きさを貼ってはいけない
  5. スピール膏は2~5日に一回貼り替える
  6. 魚の目・タコが白くふやけてきたら、ピンセットなどで取り除く
  7. 取り方自体は難しくないが、魚の目は芯がしつこくなかなか治らない

※スピール膏はイボ治療にも使えますが、イボはウイルス性の場合が意外と多く(子供は特に)、判断が難しいため、解説は割愛します。