住宅借入金等特別控除額の計算明細書は3面あります。
見るだけでめまいがしそうですが、国税庁の平成29年確定申告書作成ページを使えば、確定申告が初めての方でも「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」は簡単に作成できます。
質問に答えて書いていくだけだからです。むしろ、ここにたどり着くまでの必要書類集めの方が面倒なくらいです
『中古マンション購入初年度の住宅ローン控除 必要書類は7種類』
住宅ローン控除という国が認めた減税システムを使って、税金を取り戻そうではありませんか!
住宅ローンの確定申告書作成開始
平成30年確定申告書作成ページの作成開始から確定申告書の作成を続けていくと、やがて「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」の作成ページにたどり着きます。
「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」にたどり着く過程は、コチラの記事で解説しています。
『住宅ローン控除の確定申告書の書き方(図解)中古マンション購入編』
住宅借入金等特別控除額の計算明細書の書き方 【中古マンション】
いよいよ住宅ローンの確定申告のメイン「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」の書き方です。
1.所得控除の内容の選択
住宅ローン控除は【住宅借入金等特別控除】の項目を使います。
2.新築中古区分選択と居住年月日の書き方
今回解説するのは、中古マンションの住宅借入金等特別控除額計算明細書の作成です。
【中古住宅を購入した】を選ぶと、住み始めた日を問われる画面が表れます。
そこへ中古マンションに住み始めた日(購入日ではない)を記入します。忘れてしまった場合は、住民票の住所を異動した日でもOKです。
3.住宅や土地についての質問に答える
質問7で「はい」と答えておくと、来年度から住宅ローン控除は年末調整できるようになります。
『2年目以降の住宅ローン控除は年末調整でOK!必要書類はこの3つ』
『初心者も楽勝!住宅借入金等特別控除申告書&証明書の書き方(図解)』
「住宅ローン控除の年末調整を忘れた」などの理由で、確定申告している方は「いいえ」と答えます。
『住宅ローン控除の年末調整忘れた!どうする?確定申告2年目以降の手続き』
内容を確認して次へ進みましょう。
4.中古マンションの金額と面積の書き方
中古マンションの金額と面積は、住宅ローン控除の必要書類のひとつ「登記事項証明書」を参考に書いていきます。
(1)取得対価の額は、購入した中古マンションの価格を書きます。
(2)自己の専有部分の床面積は「登記事項証明書」の表題部(専有部分の建物の表示)の③床面積をそのまま書きます。
(3)中古マンションは土地建物が一式です。「土地に関する事項」の取得対価の額は空欄で進みます。
(4)1棟の土地の面積は「登記事項証明書」の表題部(1棟の建物の表示)の④地積を書きます。
(5)1棟の住宅の総面積は「登記事項証明書」の表題部(1棟の建物の表示)の1棟の総面積を合計して書きます。
5.住宅ローンの年末残高の書き方 (年末残高証明書の入力)
【年末残高証明書を入力する】をクリックすると、次の画面が開きます。
①中古マンションは「住宅および土地等」です。
後は、「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」のとおりに書きます。
複数銀行から住宅ローンを受けていれば、【続けてもう一枚入力】
全て書き終えたならば【入力終了】を選びます。
6.借入金の年末残高等証明書の入力内容の確認
借入金の年末残高等証明書の入力内容を確認して【次へ進む】
次の画面の内容も確認して【次へ進む】
「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」の作成は以上です。
ここから先は「住宅ローン控除の確定申告書の作成(後編)」です。リンクから本記事に来た方は下のリンクから元の記事に戻れます。
『住宅ローン控除の確定申告書の書き方(図解)中古マンション購入編』
「住宅ローン控除の確定申告書」を作り終え、確定申告書を印刷すると、本記事に最初にバーンと出てきた「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」が記入されます。
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