不動産を購入した初年度(1年目)の住宅ローン控除は確定申告が必要です。
ですが、2年目以降の住宅ローン控除は年末調整できます。
ただし、チェックしたら自動で年末調整されるわけではありません。
会社に提出しなくてはならない必要書類が3種類あります。
- 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書
- 年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
住宅ローン控除の年末調整必要書類1と2
住宅ローン控除の年末調整に必要な書類1と2はこちらです。
- 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書
(略して「住宅借入金等特別控除申告書」) - 年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書
(略して「住宅借入金等特別控除証明書」)
1.2はセットで1枚だから、まとめて解説するよ。
住宅借入金等特別控除申告書&住宅借入金等特別控除証明書は、初めて確定申告をした年の10月ごろに税務署から自宅へ郵送されます。
(平成30年3月に確定申告をしたならば、平成30年の10月ごろに郵送)
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税務署から住宅借入金等特別控除申告書&住宅借入金等特別控除証明書が郵送されてきたら、年度(赤枠で囲まれているところ)の違う用紙が9枚あるのを確認します。
(住宅ローン控除の適用期間が10年の場合)
住宅ローン控除の年末調整必要書類3
住宅ローン控除の年末調整に必要な書類3は「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書(略して「住宅ローンの年末残高等証明書」)」
住宅ローンの年末残高等証明書も、10月ごろに毎年銀行から自宅へ郵送されます。
ただし、住宅ローンを借りた1年目は年末調整できませんので、住宅ローンを借りた翌年の1月ごろに郵送されます。
こちらは確定申告に使います。
『中古マンション購入初年度の住宅ローン控除 必要書類は7種類』
住宅ローンの年末残高等証明書も必要書類のひとつです。
ですが、記入する必要はなく年末調整に必要なその他の書類一式に添付するだけでOKです。
『住宅ローン控除の確定申告書の書き方(図解)中古マンション購入編』
住宅ローン控除の年末調整を忘れたときはどうする?
住宅ローン控除は2年目以降であれば年末調整できますが、年末調整の手続きを忘れてしまったときは確定申告が必要です。
2年目以降の住宅ローンの必要書類は(1年目と比べて)少なく、作成は簡単です。
『住宅ローン控除の年末調整忘れた!どうする?確定申告2年目以降の手続き』
まとめ
2年目以降の住宅ローン控除は年末調整できるけど、自動で年末調整されるわけではないよ。
自分で記入して会社に提出しなくてはならない書類もあるよ。
- 住宅借入金等特別控除申告書
- 住宅借入金等特別控除証明書
「住宅ローンの年末残高等証明書」は記入の必要はなく、添付のみでOKだよ。
それにしても、副業を解禁する企業が増えてきたね。
これからは、サラリーマンも確定申告が必須になるかもしれないよ。
でも、大丈夫。
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