ホクナリンテープは一度貼ったら、自然に剥がれることはほとんどありません。
ですが、このように剥がれることは考えられます。
- 子供が剥がしてしまった
- お風呂で洗ったときに剥がれた
- プール後に体を拭いているときに剥がれた
ホクナリンテープが剥がれてしまった場合、どのように対処するのがベストなのでしょうか。
ホクナリンテープとは
ホクナリンテープは0.5mg、1mg、2mgの3種類の大きさがあります。
ホクナリンテープの主成分はツロブテロールです。
ツロブテロールは気管支を拡げて呼吸を楽にしたり、ゼーゼーした咳をしずめる効果があります。
ホクナリンテープは使い方が簡単であるため、子供の「咳止めシール」として広く知られていますが、実際は風邪の咳にはほとんど効きません。
『ホクナリンテープは風邪の咳止めシールではない!元々は喘息の貼り薬だ』
ホクナリンテープの剥がれない貼り方
出典:マイランHP
- 貼る場所の水分をタオルなどで取ります(←重要)
- 切り口に沿って切り取ります(切り口は2カ所)
- ホクナリンテープを取りだす(このとき、接着面を指で触わると粘着力が弱くなる)
- ホクナリンテープを山折にして、片方のライナー(剥離シール)を剥がす
- ホクナリンテープを皮膚に貼りつける
- 貼った後、シールの全体を軽く指で押さえる(←重要)
ホクナリンテープはお風呂やプールOK
ホクナリンテープを貼ったままお風呂やプールに入っても、こすらないかぎり自然に剥がれることはありません。
もちろん、お風呂やプールに浸しても、効果が落ちるようなこともありません。
私はお風呂に入ったときにホクナリンテープを剥がして、入浴後に貼り替えることをおすすめします。
なぜなら、お風呂のお湯に浸した状態で剥がす方法は、剥がす痛みを軽くできるからです。
『ホクナリンテープの使い方はこう!貼る場所と効果時間の見極めがポイント』
ホクナリンテープは剥がれたら再利用不可
ホクナリンテープの粘着力は強力です。
しかし、ホクナリンテープを一度剥がしてしまうと、粘着力はなくなります。(貼り直してもベロッと剥がれるだけです)
子供がシールとまちがって剥がしてしまうことがあるため、ホクナリンテープは手の届かない背中に貼るのがよいでしょう。
『ホクナリンテープは風邪の咳に効かない!それでも子供に使う理由は?』
ホクナリンテープが剥がれたときはどうする?
一度剥がれたホクナリンテープは再利用できないため、剥がれたときの選択肢は2つです。
- すぐに、新ホクナリンテープに貼り替える
- 次の貼り替えのタイミングまで貼る替えを待つ
この答えはこうです。
- ホクナリンテープを貼って12時間経過前に剥がれたら、すぐに貼り替える
- ホクナリンテープを貼って12時間経過後に剥がれたら、次に貼り替えるタイミングまで待つ
この理由は、「ツロブテロール(主成分)がテープからどれくらの時間で放出されるか」を知れば理解できます。
ホクナリンテープを貼って12時間経過、ツロブテロールの約70%は皮膚に放出されています。
24時間のツロブテロールの放出率を100%とすると、12時間後の放出率は約85%で、ほとんどのツロブテロールを放出していることになります。
ホクナリンテープインタビューフォームを参考に作成
つまり、12時間が経過してからホクナリンテープ剥がれたときは、貼りなおす必要はないという結論にたどり着きます。
『ホクナリンテープはすぐに効かない!効果はジワリとやってくる』
まとめ
- ホクナリンテープはお風呂やプールに貼ったまま入ってOK
- ホクナリンテープの粘着力は強力であるが、一度剥がすと粘着力はなくなる
- ホクナリンテープを貼ってから12時間経過前に剥がれたら、すぐに貼り替える
- ホクナリンテープを貼ってから12時間経過後に剥がれたら、次に貼り替えるタイミングまで待つ
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