ベピオゲルは「赤くなる、痛い、ヒリヒリする」などの副作用が表れやすく、治療から脱落してしまうことがあります。
この記事にたどり着いたあなたも、その一人かもしれませんね。
そうならないために、ベピオゲルの副作用対策を3つ紹介します。
- 保湿する
- 塗布時間を短くする
- 少しずつ塗る量を増やす
本記事を読めば、副作用を抑えるヒントが得られるはずです。
では、始めましょう。
ベピオゲルの副作用の原因とは?
ベピオゲルの主成分は過酸化ベンゾイル(BPO)です。
過酸化ベンゾイルには「古い角質をはがし毛穴のつまりを防ぐピーリング作用」のような効果があり、これが原因でベピオゲルにはさまざまな副作用が表れます。
『ベピオゲルの効果にニンマリ!焦らずこれくらいの期間は使おう』
さまざまな副作用を具体的にいうと、痛み、赤み、ヒリヒリ感です。
これらの副作用は、使い始め1カ月に頻発することが知られています。
副作用 | 副作用頻度 |
---|---|
皮膚剥脱(皮膚のはがれ) | 18.6% |
刺激感(痛み) | 14% |
紅斑(赤み) | 13.8% |
乾燥(ヒリヒリ) | 7.4% |
データの出典:ベピオゲル添付文書
特に塗り始め1~2週間の期間はツライ夜を過ごすかもしれません。
ベピオゲルの副作用対策1:保湿する
ベピオゲルで赤み、痛み、ヒリヒリ感が起こるときは保湿が有効です。
ベピオゲルを使う前に、ヒルドイド、ビーソフテンなどの保湿剤や、保湿効果の強い化粧水、乳液などをたっぷり使うと、ヒリヒリ感が軽くなることが経験的にわかっています。
『発表!ヒルドイドの順番 化粧水/乳液/ニキビ薬/ステロイド』
保湿剤や化粧水・乳液で、ベピオゲルの乾燥感を抑え込むのです。
ヒルドイド・ビーソフテンは医師の診察が必要な保湿剤ですが、同成分を含む市販薬はたくさん発売されています。
また、ニキビは普段のスキンケアも大切なので、しっかりとした商品を選びたいです。
- オルビス「薬用クリアシリーズ」 (女性用)
- BULK HOMME(バルクオム)(男性用)
ベピオゲルの副作用対策2:塗布時間を短くする
ベピオゲルで赤み、痛み、ヒリヒリ感が起こるときは、塗って30分したらお湯で流してしまいます。
効果は多少落ちるデメリットがありますが、副作用で治療が続けられなくなるよりよっぽどいいでしょう。
痛いのイヤだよね?
ベピオゲルの副作用(赤くなる、痛い、ヒリヒリする症状)は、1カ月もすれば起こらなくなってきます。
『ベピオゲルは背中ニキビもOK!こう使えばニキビがツルツルに』
ベピオゲルの副作用対策3:少しずつ塗る量を増やす
ベピオゲルはニキビの上はもちろん、ニキビができやすいところにもベターっと使うのが正しい使い方です。
ただし、初めて使うときは顔全面に使ってはいけません。
ベピオゲルは最初はニキビの上(下図の青)に使って様子(副作用)を見ながら量を増やし、顔全体(下図の赤)に広げていくのが正しい使い方です。
出典:デュアック患者様用説明資料(一部改変)
『7種類のニキビ薬は この順番で こういう塗り方ができるとパーフェクト!』
まとめ
ベピオゲルの塗りはじめ1カ月程度は、痛み、赤み、ヒリヒリ感などの副作用が起こりやすいよ。
これらの副作用を予防するための対策は3つ。
- 保湿する。
- 塗布時間を短くする。
- 少しずつ塗る量を増やす。
もうバッチリだね。
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