ベピオゲルの効果と期間はどれくらい?ニキビ痕にも効く?

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ベピオゲルは2015年発売の比較的新しいニキビ薬ですが、世界ではそれ以前から使われており、効果は折り紙付きです。

しかしながら、「効かない」「(副作用で)腫れた」という声も聞こえてきます。

その話をくわしく聞いてみると、ベピオというニキビ薬の理解に問題があるようです。

そこで、本記事では次の5点を中心に解説します。

  • 作用機序
    (ベピオゲルがどのようにしてニキビに効果を示すのか)
  • 実際の効果
  • 効果が出るまでの期間
  • 使用期間
  • ニキビ痕への効果
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ニキビの種類

ベピオゲルの解説の前に、ニキビの進行を簡単に解説します。

ニキビを放置すると、次の順に悪化していきます。

白黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビの写真

画像出典:大塚製薬HP(一部改変)

  1. 微小面皰(びしょうめんぽう)
    目で見えない初期段階のニキビ。
  2. 面皰(めんぽう)
    皮脂が毛穴の中につまってできた塊(コメド)。
    つまり具合によって、白ニキビ黒ニキビともいいます。
  3. 紅色丘疹(おうしょくきゅうしん)
    盛り上がった赤い湿疹のような炎症性のニキビ
    (赤ニキビ)。
  4. 膿疱(のうほう)
    盛り上がった皮膚から膿が出ているような赤い炎症性のニキビ
    (黄ニキビ)。
  5. 瘢痕(はんこん)
    ニキビの治療が遅れたときや、ニキビを繰り返した場所に起こります。(ニキビ痕)

ベピオゲルを使い始めるタイミングは白(黒)ニキビで、黄ニキビに進行しないようにするのが目標です。

ベピオゲルの成分

ベピオゲル

ベピオゲルの主成分は過酸化ベンゾイル(BPO)です。

ベピオゲルはその名の通りゲル製剤ですが、白色のクリームのような手触りで、塗るとサラッと肌になじんで透明になるので目立ちません。

ベピオゲルを指にとる

出典:マルホHP

ベピオゲルはこうしてニキビに効果を表す

ベピオゲルは3つの効果(作用)でニキビに効きます。

効果(作用) 効果(作用)の詳細
ピーリング効果 目に見えないニキビ(微小面皰)が作られないようにする
古い角質をはがして、毛穴のつまりを防ぐ
抗菌効果 ニキビの原因菌の一つであるアクネ菌の増殖をおさえる
抗炎症効果 炎症を起こす物質が作られないようにして、ニキビの化膿をおさえる

ベピオとよく比較されるニキビ薬ディフェリンがありますが、ディフェリンの効果はレチノイド様作用で、ベピオゲルのような抗菌作用、抗炎症作用がありません。

レチノイド様作用とは
角質が厚くなるのを抑えて毛穴のつまりを取り除き、ニキビができるのを抑える作用

ベピオゲルとディフェリンの効果(作用)は次のようにイメージできます。

効果(作用) ベピオ ディフェリン
ニキビができにくい肌にする
ニキビを直接治療する

ベピオゲルの効果

ベピオゲルの使い方は簡単で「1日1回洗顔後にニキビに塗る」です。

ただし、ベピオゲルは塗り始めに「赤み、痛み、乾燥感」などの副作用が起こりやすく、使い方にコツがあります。

ベピオゲルは背中ニキビもOK!こう使えばニキビがツルツルに

ベピオゲル臨床試験では、炎症性皮疹(赤黄ニキビ)と非炎症性皮疹(白黒ニキビ)のニキビの減少率は次のようになりました。

ニキビの種類 ベピオゲル プラセボ
(偽薬)
赤・黄ニキビ 73% 42%
白・黒ニキビ 57% 22%
ニキビ全体 62% 29%

データの出典:ベピオゲルの二重盲検試験(塗布12週間)

12週間のニキビ減少率の推移をグラフ化するとこうなります。

ベピオゲルとプラセボのニキビの減少率(12週間)

ベピオゲルインタビューフォーム(総皮疹数の減少率の経時推移)を参考に作成

臨床試験の結果から、ベピオゲルはニキビにスバ抜けた効果があることがわかります。

効かない人は『ベピオの使い方』を見なおしてみましょう。

効果が出るまでの期間はどれくらい?

ベピオをどれくらいの期間使えば、ニキビに効果があるのか?

これにははっきりとした答えがありませんが、12週間の期間が目安です。

ただし、この12週間は目安であって、2~4週間程度でツルツルになる人もいれば、12週間以上の期間が必要な人もいます。

ベピオゲルの副作用 痛い 赤くなる ヒリヒリするときは保湿してみよう

どれくらい使い続ける?

ニキビがなくなるまで、ディフェリンorベピオ(もしくはエピデュオ)を継続して使い、赤ニキビが出たときのみゼビアックスローションなどの抗生物質系ニキビ薬を足して塗る。

これをニキビがなくなるまで続けるのがセオリーです。

ゼビアックスの使い方(耐性菌対策)

抗生物質系ニキビ薬の解説

また、ニキビ治療には2つの治療期間があります。

  1. 効果発現時期(約12週間)
  2. 維持期(期間不明)

効果発現時期とは、その名のとおり薬の効果がジワジワと表れる時期のことです。

維持期とは、ニキビの効果が表れた後、ニキビが再発しないように努める時期のことです。

ニキビ痕に効果はあるのか?

ベピオゲルはニキビ痕に全く効果がありません。

なぜなら、ニキビ痕はニキビではなく跡であり、ニキビとは発生原因が違うからです。

  • ニキビの原因
    アクネ菌の感染、毛穴のつまり
  • ニキビ痕の原因
    ニキビの治療が遅れたときや、ニキビを繰り返した場所に起こる

また、ヒルドイドでニキビやニキビ痕が治ったという声も聞きますが、効いたのは別の要因でしょう。

ヒルドイドはニキビやニキビ跡に効く!? それは本当なの?

まとめ

  • ベピオゲルの主成分(過酸化ベンゾイル)は、3つの効果(ピーリング効果、抗菌効果、抗炎症効果)でニキビに効く
  • ベピオゲルの使い方は「1日1回洗顔後にニキビに塗る」
  • ベピオゲルは12週間を目安に効果を確認する
  • ベピオゲルにはニキビを再発させないように努める期間(維持期)がある