ステロイド点眼薬の種類と強さ こう使えば花粉症も吹っ飛ぶよ!

花粉症目薬
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  • 目がかゆくて、かきむしってしまいたい……
  • 抗アレルギーの目薬をさしているのに、全然効かないのはなぜ?

花粉の時期、そんな辛い思いをしていませんか?

そんな時の「切り札」として処方されるのがステロイド点眼薬です。

ステロイドと聞くと少し怖いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、正しく使えば、ひどい炎症をピタッと鎮めてくれる頼もしい味方になります。

この記事では、ステロイド点眼薬の種類や強さの違い、副作用を防ぐための「正しい終わらせ方」を、現役薬剤師が分かりやすく解説します。

なぜ「ステロイド点眼薬」が必要なの?

花粉症の目薬には、大きく分けて2つのステップがあります。

花粉の量が一気に増えたり、治療が遅れたりして、「守り」の薬だけでは抑えきれない時,

そんなときに、頼りになるのがステロイド点眼薬です。

ステロイド点眼薬の種類

ステロイド点眼薬は3種類の成分に分類できます。

1.フルオロメトロン

ステロイド点眼薬フルメトロンとオドメールの成分はフルオロメトロンです。

フルメトロン点眼薬とオドメール点眼薬

※オドメールはフルメトロンのジェネリックです。

2.デキサメタゾン

ステロイド点眼薬サンテゾーンとビジュアリンの成分はデキサメタゾンです。

サンテゾーン点眼薬とビジュアリン点眼薬

※ビジュアリンはサンテゾーンのジェネリックです。

3.ベタメタゾン

ステロイド点眼薬リンデロンの成分はベタメタゾンです。

リンデロン点眼薬

ステロイド点眼薬の強さ

ステロイド点眼薬はステロイド成分その濃度で強さが決まります。

ステロイド成分の強さ

  1. ベタメタゾン
  2. デキサメタゾン
  3. フルオロメトロン

ステロイドの濃度の濃さ

  1. 0.1%
  2. 0.05%
  3. 0.02%

 

ステロイド点眼薬の強さを成分と濃度別にまとめるとこうです。

ステロイド成分 ステロイド点眼薬 濃度 強さ
フルオロメトロン フルメトロン 0.02%
0.1%
オドメール 0.02%
0.05%
0.1%
デキサメタゾン サンテゾーン 0.02%
0.1%
ビジュアリン 0.02%
0.05%
0.1%
ベタメタゾン リンデロン 0.01%
0.1%

失敗しない!ステロイド点眼薬の正しい使い方

抗アレルギー点眼薬を使い続けても花粉症がツライとき、「ステロイド点眼薬を併用する」もしくは「ステロイド点眼薬に変更する」のが基本的な使い方です。

花粉症(アレルギー性結膜炎)の治療イメージ

花粉症(アレルギー性結膜炎)の治療イメージ

 

抗アレルギー成分を含む市販薬

防腐剤フリーの市販薬

 

ステロイド点眼薬は、1回1滴、1日2回~4回、目の症状に合わせて増減して使います。

フルメトロンとオドメールは懸濁性点眼薬(容器の下に薬が沈殿する)であるため、よく振ってから使います。

通常法が最もポピュラーなステロイド点眼薬の使い方ですが、この使い方ではステロイド点眼薬を安定して使えない方もいます。

そのようなときに、一度試してもらいたい点眼方法がげんこつ法です。

ステロイド点眼薬の点眼方法(通常法とげんこつ法)

出典:日本アルコンHP

  1. 片手でげんこつを作り、下まぶたを軽く引く。
  2. そのげんこつの上に、もう片方の手で目薬を乗せて固定する。

ステロイド点眼薬の使用期間

ステロイド点眼薬は抗アレルギー点眼薬のように花粉症シーズン中ずっと使い続ける目薬ではありません。

目のかゆみ・充血など、花粉症の症状が強いときの使います。目のかゆみ・充血などが治まってきたら、速やかに中止します。

セレスタミンなどのステロイド内服薬も同様です。ダラダラと長期間使い続ける薬ではありません。

セレスタミンの飲み方は頓服がベスト!こうすれば花粉症に効く

ステロイド点眼薬を使い続けてはいけない理由

ステロイド点眼薬を長期間使ってはいけない理由は、ステロイド特有の副作用があるからです。

ステロイド点眼薬は全身の副作用がほとんどないため、花粉症の目の症状を抑える薬としては最適ですが、ステロイド緑内障に気を付かなくてはなりません。

緑内障の種類はいろいろありますが、ステロイドが原因で眼圧が上がる緑内障をステロイド緑内障といいます。

強いステロイドほど眼圧が上がることがわかっています。

ですので、リンデロン0.1%・サンテゾーン0.1%・ビジュアリン0.1%(強ステロイド点眼薬)は特にステロイド緑内障に気をつけなくてはなりません。

眼圧が上がっても自覚症状はほとんどありません。ステロイド点眼薬を使っている間は、定期的に眼科で眼圧のチェックを受けるようにしましょう。

フルメトロンとリンデロン 花粉症に使うならどっちの目薬を選ぶ?

まとめ:ステロイド点眼薬を賢く使おう

  • 抗アレルギー薬で抑えきれない「ひどいかゆみ」に効果抜群。
  • 薬によって「強弱」がある。強ければ良いわけではなく、症状に合わせることが大切。
  • 成分が沈殿しやすいので、使う前には必ず「よく振る」。
  • 良くなったら中止する。
  • 長引く場合は眼科で「眼圧チェック」を忘れずに! 正しい知識を持っていれば、ステロイドは決して怖い薬ではありません。上手に活用して、辛い花粉症シーズンを快適に乗り切りましょう!

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