抗アレルギー点眼薬の違い 花粉症になる前に知るべき3つの知識

花粉症目薬
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花粉症といえば鼻の症状を想像する方が多いと思いますが、目の花粉症もツライです。

目の花粉症の3大症状は「目のかゆみ、充血、涙が出る」です。

このような目の症状を速くしずめるためには花粉症目薬を使いますが、花粉症目薬は大きく分けて3種類に分類できます。

  1. 抗アレルギー点眼薬
    (目のかゆみ・充血)
  2. ステロイド点眼薬
    (目のひどいかゆみ・まぶたの腫れ)
  3. 抗菌点眼薬
    (まぶたの腫れ・目やに)

本記事は花粉症処方率No.1「抗アレルギー点眼薬の違い」を解説します。

抗アレルギー点眼薬は3種類

抗アレルギー点眼薬は花粉症の目のかゆみに特に効果があり、最初に処方される目薬です。

抗アレルギー点眼薬は作用別に3種類に分類できます。

  1. 「抗ヒスタミン作用」がある目薬
    リボスチンなど
  2. 「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」がある目薬
    インタール、ゼペリン、リザベンなど
  3. 「両方の作用」がある目薬
    パタノール、アレジオン、ザジテンなど

(花粉症に)処方頻度の高い抗アレルギー点眼薬は「抗ヒスタミン作用」と「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」の両方の作用がある目薬です。

「抗ヒスタミン作用」がある抗アレルギー点眼薬

花粉症の目の症状に即効性があるのは抗ヒスタミン作用がある抗アレルギー点眼薬です。

抗ヒスタミン作用とは、花粉症の原因物質のひとつヒスタミンが作用しないようにブロックする働きのことです。

「抗ヒスタミン作用」がある抗アレルギー点眼薬で、処方頻度の高い目薬は「リボスチン点眼薬」です。

リボスチン点眼液0.025%(抗ヒスタミン作用)

 

花粉症の目の症状がすでに出ているときは、抗ヒスタミン作用がある抗アレルギー点眼薬を使わないと、目のかゆみはなかなか改善しません。

「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」がある抗アレルギー点眼薬

「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」がある抗アレルギー点眼薬で、処方頻度の高い抗アレルギー点眼薬はインタール・リザベン・ゼペリンなどです。

インタール、リザベン、ゼペリン(ケミカルメディエーター遊離抑制作用)

 

上図の左から2番目のインタールUDは防腐剤フリー(ベンザルコニウムなどの防腐剤が入っていない)ですので、コンタクトレンズをしたまま使えます。

花粉症目薬は目にやさしい防腐剤フリーがおすすめ!

 

ケミカルメディエーター遊離抑制作用がある抗アレルギー点眼薬は即効性は期待できませんが、アレルギーの即時相反応遅発相反応の軽減や抑制にすぐれた目薬です。

アレルギー反応が起こらないように、予防的に使われる場合が多いです。

即時相反応とは

アレルギー反応の第1段階の反応です。
即時相反応は抗原が抗体と出会って数分~数十分程度で起こることが多いです

遅発相反応とは

即時相反応の後に起こるアレルギー反応の第2段階の反応です。
数時間~数十時間以内に起こることが多いです

 

ケミカルメディエーターとは、アレルギーの原因となる化学物質のことで、ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンA2などがあります。

ケミカルメディエーターが遊離されると、目のかゆみ・充血・涙目など、目の花粉症症状を起こします。

鼻花粉症では、ヒスタミンは鼻水とくしゃみ、ロイコトリエン、トロンボキサンA2は鼻づまりに深くかかわっています。

ロイコトリエンに働かきかける内服薬にキプレス・シングレアがあります。

キプレス、シングレア(モンテルカスト)は花粉症鼻づまりに効果良好!

「両方の作用」がある抗アレルギー点眼薬

現在の花粉症目薬の主流は「抗ヒスタミン作用」と「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」の両方の作用がある抗アレルギー点眼薬です。

パタノール・アレジオン・ザジテン(抗ヒスタミン作用&ケミカルメディエーター遊離抑制作用)

※ザジテンの「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」は弱い

 

なぜなら、「抗ヒスタミン作用」の即効性と「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」の予防作用のバランスがよく、花粉症の症状の緩和と予防を同時に行えるからです。

ただ、ザジテンは薬液のpHが酸性に傾いているため刺激感が強いです。そのため、あまり人気がなく、抗アレルギー点眼薬の2強はパタノールアレジオンと言えます。

パタノールとアレジオンの大きな違いは「コンタクトをしたまま使えるかどうか」です。くわしくはコチラの記事で解説しています。

パタノールとアレジオン あなたに合う花粉症目薬はどっち?

市販用の抗アレルギー点眼薬

パタノールとアレジオンの市販はありませんが、医療用成分と同成分の目薬が、スイッチOTCとして発売されています。

花粉症で使う市販の目薬の例

医療用目薬 主成分 市販薬の例
ザジテン ケトチフェン ザジテンAL
ゼペリン アシタザノラスト アイフリーコーワAL
インタール クロモグリク酸ナトリウム アルガードクリアブロック
ニフラン プラノプロフェン

花粉症目薬の市販おすすめ 充血をとらない血管収縮剤フリー3選

抗アレルギー点眼薬一覧(まとめ)

抗アレルギー点眼薬 主成分 抗H CM抑 防腐剤 薬価
(2018年)
アレギサール ペミロラストカリウム × 682.8
アレジオン エピナスチン なし 1820
インタール クロモグリク酸ナトリウム × 604.8
インタールUD クロモグリク酸ナトリウム × なし 24.8
ケタス イブジラスト × 794.3
ザジテン ケトチフェン 610.1
ゼペリン アシタザノラスト × 701
パタノール オロパタジン 925
リザベン トラニラスト × 581.9
リボスチン レボカバスチン × 610

抗H  :抗ヒスタミン作用
CM抑:ケミカルメディエーター遊離抑制作用

眼科受診者必見!あなたの目の症状に合う花粉症目薬はコレ!

  • 「抗ヒスタミン作用」のある抗アレルギー点眼薬は、花粉症の目の症状が出てからでも、症状改善効果が期待できる
  • 「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」がある抗アレルギー点眼薬は、即効性は期待できないが、予防効果に優れる花粉症目薬
  • 現在の目の花粉症目薬のメインは「抗ヒスタミン作用」と「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」の両方の作用がある、パタノール・アレジオンである

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