「ヘパリン類似物質油性クリームを顔に塗って、ベターっとした経験や顔がテカテカになった経験はありませんか?」
ヘパリン類似物質油性クリームはワセリンを使っています。
だから、顔には別の保湿剤が適しているのです。
では、ヘパリン類似物質油性クリームはどこに使うと効果的なのでしょうか?
答えは、顔以外の手・腕・足・体です。
そうすることで、ヘパリン類似物質油性クリームのパフォーマンスを最大限に引き出せます。
さあ、ヘパリン類似物質油性クリームの効果的な使い方をマスターしましょう!
ヘパリン類似物質油性クリームとヒルドイドの違い
ヘパリン類似物質油性クリームは、あの超有名保湿剤ヒルドイドソフト軟膏のジェネリックです。
ヒルドイドソフト軟膏(先発)
ヘパリン類似物質油性クリーム(ジェネリック)
主成分は同じヘパリン類似物質なので効果は同等ですが、添加物が違うため塗り心地が異なります。
ヘパリン類似物質油性クリームとヒルドイドソフト軟膏の添加物の大きな違いは、セラシミツロウの有無です。
保湿剤 | セラシミツロウ |
---|---|
ヘパリン類似物質油性クリーム | なし |
ヒルドイドソフト軟膏 | あり |
ヒルドイドのメーカーによると、セラシミツロウは吸着感と安定性の向上のために添加しているそうですが、けっこうな吸着性のためベタつきが強くでます。
一方、ヘパリン類似物質油性クリームは伸びがよく、さほどベッタリしません。
『ヒルドイドソフト軟膏は顔に使うとベッタリ!じゃあこう使ってみよう』
ヘパリン類似物質油性クリームの効果
ヘパリン類似物質油性クリームは、3つの効果が期待できます。
- 保湿効果
- 血流改善効果(血行促進効果)
- 傷痕をキレイにする効果
ヘパリン類似物質油性クリームには強力な保湿効果があり、肌の角質層の水分の蒸発を抑えます。
出典:マルホHP
「強力な保湿効果は美容効果につながる」という間違いがときおり起こり、美容クリームとして紹介されているケースもあるくらいです。
しかしながら、ご承知の通りヘパリン類似物質油性クリームには美容成分が入っていないため、美容クリームの代わりには使えません。
血流改善効果(血行促進効果)&傷痕をキレイにする効果については割愛するね。
どうしても気になるあなたはコチラの記事で。
『ヒルドイドの保湿効果は凄すぎる!さらに傷跡、ケロイド、しもやけにも』
ヘパリン類似物質油性クリームの副作用
ヘパリン類似物質油性クリームの副作用は、皮膚刺激感、皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹などです。
副作用自体ほとんど起こりませんが、どうしても合わない方はヘパリン類似物質外用泡状スプレーを使ってみてはいかがでしょうか?
『ヘパリン類似物質外用泡状スプレーは顔もOK!使い方もこれで完璧に』
ヘパリン類似物質油性クリームの使い方
ヘパリン類似物質油性クリームの効果的な使い方を4つ提案します。
塗り方
ヘパリン類似物質油性クリームは、皮膚にしっかりすり込んでみましょう。
皮膚にすりこむように塗ると、薬の吸収量が増えて保湿剤としての効果が得られるといわれています。
塗る量の目安
ヘパリン類似物質油性クリーム0.5gを、手のひら2枚分に相当する面積に塗るのが目安です。
人差し指の先から第一関節まで出した量が約0.5gです。
※画像はヒルドイドソフト軟膏
塗る回数
ヘパリン類似物質油性クリームの塗る回数は、何回がベストかという明確な答えはありません。
しかし、ヘパリン類似物質を1日1回と2回塗ったときの保湿剤としての効果の違いを示したデータがあり参考になります。
出典:マルホHP(改変)
このグラフからわかること
- 1日1回塗ったときは、塗る量を増やしても保湿効果の差はありません。
- 1日1回より、2回塗ったほうが保湿効果が強い。
塗るタイミング
ヘパリン類似物質油性クリームの塗る回数が1日2回と仮定するなら、塗るタイミングは朝と入浴後がベストです。
朝に塗る理由は、朝は塗り忘れが少ないからです。
さらに朝なら全身に塗れますよね。
しっかり保湿してから出かけましょう!
入浴後に塗る理由は、入浴後1分後と入浴後60分後にヘパリン類似物質を塗ったときでは、わずかながら2週間後の肌の水分量に違いがあるからです。
出典:マルホHP
ヘパリン類似物質油性クリームは顔より体や手の保湿に使おう
ヘパリン類似物質油性クリームは、油性の白色ワセリンを含みます。
白色ワセリンを顔にぬると、けっこうテカリが目立ちますよね?
だから、ヘパリン類似物質油性クリームは手・腕・足・体の保湿に使うのがベターなのです。
反対に、顔にはテカらないビーソフテンローションをオススメします。
ビーソフテンローションは顔の保湿におすすめ
顔の保湿にビーソフテンローションをおすすめする理由は2つあります。
- ビーソフテンローションはアルコール無添加です。
そのため、顔の皮膚刺激も少なくかゆみなどの副作用も起こりにくいです。 - ビーソフテンローションは白色ワセリン無添加です。
そのため、顔に塗ってもべたつきがなくサラっとした塗り心地で、顔のテカリも心配ありません。
『ビーソフテンローションは顔、ニキビにピッタリ!使い方はシンプルでOK』
まとめ
ヘパリン類似物質油性クリームは、ヒルドイドソフト軟膏のジェネリックだよ。
ヘパリン類似物質油性クリームは3つの効果(保湿効果、血流改善効果、傷痕をキレイにする効果)があるけど、ほとんどが保湿目的に使われているよ。
(ヘパリン類似物質油性クリームには美容効果はないよ)
美容成分配合のヘパリンを使いたいなら、NALC薬用ヘパリンミルクローション ・NALC薬用ヘパリンハンドクリーム を検討しよう。
ヘパリン類似物質油性クリームは、1日2回朝と入浴後に乾燥肌へすり込むように塗ると効果的。
ヘパリン類似物質油性クリームは体・腕・足・手に使い、顔にはビーソフテンローションを使うのがおすすめの使い分けだよ。
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