メジコン配合シロップ/散(子供咳止め)はムコダインとの飲み合わせは良好

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咳・鼻水はウイルスや細菌を体外に追い出すため。発熱は細菌・ウイルスを叩くための防御反応です。

したがって、理由なく咳止め、鼻水止め、解熱剤は使うべきではありません。
(咳、鼻水、発熱があっても、子供は比較的元気に見えます)

しかし、寝ている間に咳が続くと睡眠のさまたげになり、体力が回復せず風邪が悪化する場合もあります。

そんなときに頼りになるのが、メジコン配合シロップ/散などの子供用咳止めです。

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メジコンの種類

メジコンは錠剤、粉薬の散剤、シロップ剤の3種類があります。

メジコン錠、メジコン散、メジコン配合シロップ

メジコン錠とメジコン散は、デキストロメトルファンを有効性分とする咳止めです。

メジコン配合シロップは、デキストロメトルファンにクレゾールスルホン酸カリウムを加えた配合剤です。

メジコン DM CSK
錠(1錠中) 15mg
散(1g中) 100mg
シロップ(1mL中) 2.5mg 15mg

DM:デキストロメトルファン
CSK:クレゾールスルホン酸カリウム

クレゾールスルホン酸カリウムは、痰をうすめて出しやすくする去痰成分ですが、

ムコダインなどの本格的な去痰作用より弱いため、ムコダインとの併用もよく行われます。
(後述「メジコン配合シロップの飲み合わせ」)

メジコン錠が主に大人に使われ、メジコン散と配合シロップが主に子供に使用されています。

メジコン配合シロップ/散の味

デキストロメトルファンは味が苦いため、メジコン散は子供が飲むには飲みにくいです。

ただ、1回量が少ないため水でゴクっと飲んでしまえば、苦味を感じることなく服用できます。

問題はメジコン配合シロップです。

シロップは頻繁に子供に使われるため、味は重要です。

しかし、メジコン配合シロップはデキストロメトルファンの苦味+クレゾールスルホン酸カリウムの生薬っぽい苦味が調和し、何ともいえぬ残念な味がします。

メジコンが効かないのは、効果を発揮するための用量が不足している。もしくは、メジコンが効かない咳のタイプかもしれません。たまに効かれるメジコンの眠気についても解説します。

メジコン配合シロップはジェネリックがない

メジコン錠のジェネリックには、シーサール錠デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg「NP」などがあります。

しかし、メジコン配合シロップにはジェネリックがありません。
(なぜでしょう?)

※シーサールは、2018年4月にデキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg「トーワ」に名称変更されます。

メジコンシロップ/散の飲み方

メジコンシロップ/散は1日3~4回服用するのが標準です。

メジコンシロップ/散の1日量の目安(飲み方)は次の通りです。

年齢 メジコン配合シロップ メジコン散
3カ月~7歳 3~8mL 0.07~0.2g
8歳~14歳 9~16mL 0.25~0.4g
成人
(15歳以上)
18~24mL 0.45~1.2g

デキストロメトルファン量で換算すると、
メジコン1錠は、メジコン散0.15g、メジコン配合シロップ6mLに相当します。

アスベリンには咳を止める作用と痰を切る作用があります。風邪の症状が咳痰のみであれば、アスベリンのみで解決しそうですが、単独で使われるケースは少ないです。

メジコン配合シロップの作用機序

脳の延髄には咳中枢があります。

喉・気管などに異物(細菌・ウイルス)が侵入すると、咳中枢が刺激され咳を起こします。

  • メジコン配合シロップのデキストロメトルファンは咳中枢に直接作用し、咳反射を抑制することにより鎮咳作用を表します。

  • メジコン配合シロップのクレゾールスルホン酸カリウムは気道の分泌を促進し、粘っこい痰をうすめて去痰作用を表します。

メジコン配合シロップは鎮咳去痰の2種類の作用があるため、それだけで風邪の咳・痰に関して完結しそうですが、実際はムコダインなどの去痰薬との併用が多いです。

フスコデ配合錠/シロップは咳に抜群の効果が期待できます。しかし、副作用(眠気、便秘など)も起こりやすく、服用できる方を選ぶ咳止めです。スポーツ選手はドーピング違反になります。

メジコン配合シロップの効果

メジコン配合シロップは、さまざまな咳に効果(有効率61.2%)を発揮します。

疾患名 効果(有効率%)
感冒(風邪) 64.6
急性気管支炎 36.4
慢性気管支炎 68.0

メジコン配合シロップの副作用

メジコン配合シロップの副作用頻度は1.1%(再評価試験より)です。

主な副作用は、悪心、下痢、食欲不振、軟便などの胃腸系副作用です。

PL配合顆粒、ピーエイは、発熱・喉の痛みをともなう鼻風邪に使われますが、カフコデN配合錠は発熱・喉の痛みをともなう鼻咳両方の風邪に使えます。

メジコン配合シロップの飲み合わせ(併用)

メジコン配合シロップは、エフピー(セレギリン)とは飲み合わせ不可(併用禁忌)です。

ただし、エフピーは通常大人が飲む薬であるため、問題にはなりません。

メジコン配合シロップとよくある飲み合わせ(混合併用)の例は次の通りです。

  • メジコン-アスベリン
  • メジコン-ムコダイン
  • メジコン-ビソルボン
  • メジコン-ブロチン(味が悪い!)
ムコダインは次のような意見も多いです。1.効かない(効いた気がしない) 2.余計に鼻水や痰が出る 3.眠い。はたして本当にそうなのでしょうか?

ただし、メジコン-ビゾルボンとメジコン-ブロチンは混合すると配合変化を起こすため、別々の容器に入れて調剤されます。

ホクナリンテープとの併用も相性がいいです。

最近では、ホクナリンテープは気管支喘息ではなく、気管支炎の咳に使われるケースが多いです。しかし、効かない印象を持っている方がいるのも事実です。

まとめ

  1. 咳止めは必ずしも必須ではない
  2. メジコン錠とメジコン散は、デキストロメトルファンを有効性分とする咳止め
  3. メジコン配合シロップは、デキストロメトルファンにクレゾールスルホン酸カリウムを加えた配合剤
  4. デキストロメトルファンは咳中枢に直接作用し、咳反射を抑制して咳を抑える(鎮咳作用)
  5. クレゾールスルホン酸カリウムは気道の分泌を促進し、粘っこい痰をうすめる(去痰作用)
  6. ただし、去痰作用は弱いため、ムコダインなどの去痰薬との併用は多い