口唇ヘルペスがまたまた再発!? 感染原因と症状と潜伏期間は?

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CMなどで「口唇(こうしん)ヘルペス」という言葉は聞いた事がある方が多いと思います。

口唇ヘルペスとは、風邪をひいたり、疲れたときなどに、くちびるのあたりにできる水ぶくれのことです。

「熱の華(はな)」「風邪の華」などと呼ばれていたりもします。

口唇ヘルペスの症状がでる原因は、ヘルペスウイルスの感染と再発です。

口唇ヘルペスの飲み薬は病院・薬局でしか買うことしかできませんが、塗り薬はドラッグストアなどでも買うことができます。1度、口唇ヘルペスになってしまった方は、再発することもあるので、塗り薬を1本常備しておくことをおすすめします。

早く塗り薬を使えば、口唇ヘルペスの症状である「ピリピリ感」「水ぶくれ」が軽くすむことがあります。

人間に感染するヘルペスウイルスは主に3種類です。

  1. 単純ヘルペスウイルス1型
    口唇ヘルペス
    カポジ水痘様発疹症など
  2. 単純ヘルペスウイルス2型
    性器ヘルペスなど
  3. 水痘・帯状疱疹ウイルス
    水疱瘡、帯状疱疹など

単純ヘルペスウイルス1型はあまりなじみのない言葉のため、この記事では単純ヘルペスウイルス1型のことを「ヘルペスウイルス」と書きます。

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口唇ヘルペスの感染原因

口唇ヘルペスの原因ウイルスであるヘルペスウイルスは、主に接触感染します。

接触感染とは、水ぶくれから出た汁に直接手で触れる。触れた手で目・口・傷口など粘膜を触ることなどで直接感染することです。

ウイルスがついたコップやタオルなどを一緒に使うことでも感染します。

したがって、ヘルペスウイルスは感染力が非常に強く、大人になるまでに半分くらいの方がヘルペスウイルスに感染します。

水痘・帯状疱疹ウイルスについてはこちら

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口唇ヘルペスの潜伏期間

ウイルスや細菌に感染してから、症状が出るまでの期間を潜伏期間といいます。

口唇ヘルペスの初感染の潜伏期間は、3日~7日程度といわれています。しかし、実際のところはよくわかっていません。

なぜならば、ヘルペスウイルスに感染しても症状が出ない場合もあり、例え症状が出たとしても、それが初感染、再感染、再発のどれなのかはっきりわからないからです。

口唇ヘルペスの症状の強さ

口唇ヘルペスの症状は、感染した原因によって症状の強さが異なります。

  1. 初感染(初めて感染することが原因)
  2. 再感染(同じウイルスに再び感染することが原因)
  3. 再発(初感染後、体に潜んでいたウイルスが、再活動することが原因で、再び口唇ヘルペスの症状が現れる)

ヘルペスウイルスの初感染から再発まで

一般的な症状の強さは
【初感染 >再感染 >再発】の順ですが、再発でも体調しだいでは、初感染よりひどくなることもあります。

ヘルペスウイルスに感染しても、全く症状がでないことも少なくありません(不顕性感染:ふけんせいかんせん)。

ただ、症状が出ていないたけで、唾液などにウイルスは出ているため、他人に感染させる可能性は常にあります。そのため、唾液などを介して知らない間に、ヘルペスウイルスの感染を広げてしまうこともあり、注意が必要です。

アトピー性皮膚炎は口唇ヘルペスが悪化しやすい

口唇ヘルペスは、初感染、再感染、再発によって症状の強弱がありますが、重症化することはまれです。

しかし、アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が低下しているときは、注意が必要です。ヘルペスウイルスがアトピー性皮膚炎の症状が出ているところまで広がったり、口の中に水ぶくれができたりして、症状が重症になることがあるからです。

特に、ヘルペスウイルスの感染が重症化して広がった状態のことを、カポジ水痘様発疹症(すいとうようほっしんしょう)といい、アトピー性皮膚炎の方が中止しなくてはならない感染症のひとつです。

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口唇ヘルペスの再発する原因

口唇ヘルペスの治療には、抗ヘルペスウイルス薬(塗り薬・飲み薬)を使用します。

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1度、口唇ヘルペスになってしまった方は、再発することもあるので、塗り薬を1本常備しておくことをおすすめします。口唇ヘルペスの塗り薬はドラッグストアなどでも買うことができます。

しかし、抗ヘルペスウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えるだけで、すべてのヘルペスウイルスを死滅させるわけではありません。

口唇ヘルペスが治った後も、一部のヘルペスウイルスは知覚神経の奥の方に残ります。

ストレス、疲れ等で体力と免疫力が低下したときに、潜んでいたヘルペスウイルスが、再活動を起こすことが原因で、口唇ヘルペスを再発させます。

つまり、口唇ヘルペスの再発の原因は、ヘルペスウイルスの再活動です。

再発の頻度は人それぞれで、年に1度も再発しない方もいれば、毎月のように再発する方もいます。

口唇ヘルペスの皮膚症状のパターン

口唇ヘルペスの特徴的な皮膚症状(水ぶくれ)は、ほぼパターン化していて、だいたい10日~2週間くらいで自然に治まります。

初めて口唇ヘルペスを発症した時は、とびひ等と間違えることがあります。

口のまわりではなく、目の周り等にもヘルペスの症状が出ることもあります。顔面ヘルペスと呼ばれ、口唇ヘルペスとは違い、顔に麻痺を残すことがあるため早期の受診が必要です。

口唇ヘルペスの皮膚症状のパターン

  1. 皮膚にピリピリ、チクチク、ムズムズなどの違和感が起こります。
    特徴的な感覚ですので、再発を繰り返す方は自分でわかるようになります。
    このタイミングで薬が使用できれば、ヘルペスウイルスの増殖が抑えられますので、水ぶくれが広がらずにすむことがあります。
  2. ヘルペスウイルスの増殖が活発になり、皮膚の違和感の症状が出てから半日~1日くらいで、皮膚が赤くなってきます
  3. 赤くなったところが水ぶくれになります。
    水ぶくれが破れると他に広がったり、他の人にうつしたりすることがあるため、水ぶくれの扱いは注意が必要です。
    また、再発を繰り返す方は、水ぶくれ症状がでる唇の場所が、ある程度わかるようになります。
  4. 水ぶくれは、最後にかさぶたになり、治ります。

皮膚症状を要約すると、ムズムズ症状→赤い症状→水ぶくれ症状→かさぶた症状です。

まとめ

  1. 口唇ヘルペスの症状がでる原因は、ヘルペスウイルスの感染と再発
  2. 口唇ヘルペスの潜伏期間は3日~7日と言われているが、はっきりとはわかっていない
  3. 口唇ヘルペスの感染原因は、接触感染
  4. 口唇ヘルペスの再発原因は、潜んでいたウイルスの再活動
  5. 抗ヘルペスウイルス薬は、すべてのウイルスを除去できない
  6. 口唇ヘルペスの症状はパターン化していて、違和感→赤み→水ぶくれ→かさぶたの順に進行する