近頃、子供が平成31年硬貨を探しています。
理由を尋ねると、「平成31年は4カ月で終わったから、将来高く売れるかもしれない」と学校で聞いてきたと言います。
「なるほど!」
確かにそうかもしれません。
そういえば、(私も)子供のころに、昭和64年硬貨や記念コイン集め、実家に残してきた記憶があります。
それらにどれくらいの価値があるのでしょうか?さっそく調べてみました。
※出典表示のない画像はヤフオクから引用しています。
昭和64年硬貨は無価値だった
昭和63年・平成元年と比較すると、昭和64年硬貨の製造枚数は1/10以下です。
和暦 | 昭和63年 | 昭和64年 | 平成元年 |
---|---|---|---|
1円玉 | 1269042 | 116100 | 2366970 |
5円玉 | 396120 | 67332 | 960660 |
10円玉 | 618112 | 74692 | 666308 |
50円玉 | 109112 | 製造なし | 245000 |
100円玉 | 363112 | 製造なし | 369000 |
500円玉 | 148218 | 16042 | 192852 |
※単位:千枚
造幣局「貨幣に関するデータより」
だから、昭和64年硬貨はレアカード?であると考えられます。
しかしながら、色々調べると昭和64年硬貨は無価値(ほぼ額面通り)であることがわかりました。
- 1円硬貨:1円~
- 5円硬貨:5円~
- 10円硬貨:10円~
- 500円硬貨:500円~
なぜ、こんな無惨な結果になってしまったのでしょうか?
おそらくこういうことでしょう。
「製造枚数が少ないとはいえ、1000万枚以上流通しているモノにコレクター的価値がない」
平成31年硬貨もほぼ無価値だろう
以上の結果から、子供が探している平成31年硬貨も、製造数の多少に関わらず、ほぼ無価値といえるでしょう。
そうとはいえ、子供の芽を摘み取るわけにもいきません。
開花することを祈りつつ、このまま見守ることにしました。
大人になった子供は、今の私と同じことをしているかもしれませんからね。
価値のある硬貨は古銭
所持する硬貨が無価値であることが分かり落胆。
くやしすぎるので、どのような硬貨にどれくらいの価値があるかを調べてみました。
すると、今は使えないけれど、昔使われていた貨幣(古銭といいます)に高い価値があることがわかりました。
その一例がこうです。
古銭の種類 | 買取価格 |
---|---|
20円硬貨 | 1万円~1500万円 |
2円硬貨 | 5000円~900万円 |
50銭硬貨 | 5円~500万円 |
20銭硬貨 | 20円~450万円 |
10銭硬貨 | 5円~80万円 |
古銭買取.comの「硬貨買取の買取相場と価値・概要」より
すごくないですか?
20円硬貨が1500万円で買取される可能性があるってことですよ。
(1500円じゃありませんよ!)
また、現在使用できる硬貨も、エラーコイン(何らかの形で失敗作である硬貨)に価値があることがヤフオクの落札記録から読み取れます。
4種類のエラーコインと落札価格を紹介します。
1.裏の刻印がされていない10円玉
約3000円で落札されています。
2.製造年にミスのある100円玉(昭和?0年)
約9000円で落札されています。
3.穴のずれている50円玉
約9万円で落札されています。
4.穴のない50円玉
何と、約25万円!!で落札されています。
このような、エラーコインをお持ちの方は、迷わず古銭買取業者にレッツゴー!
価値のある紙幣は?
せっかくなので、紙幣の落札状況も調べてみました。
ゾロ目紙幣
ゾロ目紙幣とは、日本銀行券と記載のある上の英数字(アルファベット2文字 + 6桁の数字 + アルファベット1文字)の数字部分が揃っている紙幣のことです。
小さく見えにくいですが、数字が「222222」でゾロ目です。
この千円札は約7000円で落札されています。
エラー紙幣
エラー紙幣とは、通常の紙幣とはどこか違う(異常がある)紙幣のこと。
つまり、ミスプリントのままスルー発行されてしまった紙幣のことです。
どこにミスがあるか分かりますか?
よく見ると、上余白と下余白の長さが違うんですね。
つまり、下寄りにプリントされたミス紙幣なわけです。
これは約2万円で落札されています。
古銭紙幣
ただ、このようなエラー紙幣も、古銭と比べると輝きを失います。
古銭の種類 | 買取価格 |
---|---|
200円札 | 1000円~600万円 |
100円札 | 100円~500万円 |
50円札 | 200円~800万円 |
20円札 | 2000円~3000万円 |
10円札 | 20円~2000万円 |
古銭買取.comの「紙幣買取の買取相場と価値・概要」より
20円札 → Max3000万円ですよ!家が買えるレベルです。
もう何が何だか分からなくたってきました。
素人には鑑定不能な古銭
最後に、素人には鑑定不能な古銭を紹介します。
丁銀
出典:古銭買取.com
丁銀は鉄細工にしか見えませんが、室町時代後期から明治維新まで流通していた貨幣だそうです。
買取価格は3000円~1100万円で、時代・種類・重量によって買取価格が決まるそうです。
穴銭
出典:古銭買取.com
穴銭は飛鳥時代から江戸時代にかけて流通しており、中央に穴が開いている銭貨の総称だそうです。
買取価格は10円~200万円で、中にはなんちゃって穴銭(貨幣ではない)があるそうで、プロにしか鑑定できません。
大判
出典:古銭買取.com
大判は豊臣秀吉時代に製造が始まったと言われています。流通用ではなく、恩賞用、贈答用として製造されたそうです。
買取価格は60万円~1億円!!!で、価値は計りしれません。
まとめ
私の持っている古い硬貨に価値のないこと。今にも悶絶(もんぜつ)しそうです。
もし、あなたの家にゾロ紙幣・エラー紙幣・エラー銭・古銭など、お宝が眠っているようであれば、古銭買取業者に鑑定してもらうことをオススメします。
鑑定の確かさを担保するために、複数業者への相見積もりも必要です。
古銭買取専門のサイトを利用すれば、大まかな値段からオススメの古銭買取業者まで一気に把握できます。
私もいろいろと参考にさせていただきました。