トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンの使いすぎはNG!鼻づまり点鼻薬に依存しない使い方

花粉症などの鼻水、鼻づまり症状(鼻閉症状)に使用される主な点鼻薬は、アラミスト、ナゾネックス、フルナーゼ、エリザスなどのステロイド点鼻薬です。

しかし、ステロイド点鼻薬は効果を実感できるまで1日~1週間程度かかるため、評判はあまり良いものではありません。

一方、即効性のある人気の点鼻薬は、トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬です。

しかしながら、トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンは、使いすぎると点鼻薬に依存したり、効果がなくなることがあり、気を付けて使用しなくてはならない点鼻薬です。

※鼻づまり点鼻薬は通称名で、正式には点鼻用血管収縮薬と言います。

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鼻づまり点鼻薬トラマゾリン、プリビナ、コールタイジン

鼻づまり点鼻薬(トラマゾリン、プリビナ、コールタイジン)

左:トラマゾリン点鼻薬
  (点鼻スプレーが別途必要)
中:プリビナ点鼻薬
  (点鼻スプレーが別途必要)
右:コールタイジン点鼻薬
  【血管収縮剤とステロイドの合剤】

点鼻スプレー

点鼻スプレー

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬は、花粉症などによる鼻粘膜の腫れを抑えます。特に鼻づまりに即効性があるため人気があります。

しかし、鼻づまり点鼻薬は、使い方を間違えると恐ろしい点鼻薬依存になることがあり、トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンの使いすぎが問題になってきています。

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンの使い方のコツを解説します。

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンと点鼻薬依存

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トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬は、一時的に鼻粘膜の腫れをとっているにすぎません。

鼻づまり点鼻薬には、ナファゾリン、トラマゾリン、テトラヒドロゾリンなどの血管収縮剤が含まれています。

血管収縮剤は鼻の腫れを素早く抑えられるので、鼻はすっきりします。
(ウソのように鼻のとおりがよくなります)

しかし、血管収縮剤の効果の持続時間は短く、しばらくすると鼻づまりを起こします。

鼻がつまるから、さらに鼻づまり点鼻薬を点鼻するようになります。

薬剤性鼻炎と点鼻スパイラルの説明

そのうち、このように点鼻薬依存になっていきます。
点鼻薬依存になると、さらに点鼻薬の使用は加速します。

最終的に、鼻の粘膜が厚く腫れあがったような状態になり、トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンは効かなくなります。

この症状を薬剤性鼻炎といいます。

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンを使いすぎない、依存しない使い方

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トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬の効果は「諸種疾患による鼻充血・うっ血」です。

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンの問題は、一時的に鼻粘膜の腫れをとっているにすぎず、点鼻薬依存になりやすいということでしたね。

「鼻アレルギー診療ガイドライン(2013年版)」では、鼻づまり点鼻薬について次の様な記載があります。

必要に応じて点鼻用血管収縮薬を治療開始時の1~2週間に限って用いる

※点鼻用血管収縮薬は、鼻づまり点鼻薬の正式名称。

花粉症などの治療開始後は、鼻づまりがひどくて眠れない夜もあると思います。

そのときだけ、1日1~2回程度を限度に、トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬を点鼻します。

鼻づまりの症状には、できるだけオノン、シングレアなどの飲み薬で対処します。

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンは常時使用するのではなく、限定的に使うのが正しい使い方です。
そうすれば、点鼻薬依存になりにくいといわれています。

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの血管収縮点鼻薬は、2歳未満の乳幼児には使えません(禁忌)。

コールタイジンは原則6歳以上が使用できます。

血管収縮剤(ナファゾリン、トラマゾリン、テトラヒドロゾリン)を含む点鼻薬の市販に注意

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市販点鼻薬は、血管収縮剤を含む薬が多いです。
鼻がすっきりして効いた気がするからでしょう。

変に鼻づまりに効くときは疑ってください。パッケージのどこかに血管収縮剤の記載はありませんか?

血管収縮剤 商品名(医療用)
トラマゾリン トラマゾリン
ナファゾリン プリビナ
テトラヒドロゾリン コールタイジン

血管収縮剤の入っていない市販の点鼻薬の例
(メントール配合のためスッキリ感あり)

抗アレルギー点鼻薬
ザジテン、リボスチン、インタール

抗アレルギー点鼻薬の使用頻度

抗アレルギー型点鼻薬

左:ザジテン点鼻薬
中:リボスチン点鼻薬
右:インタール点鼻薬

ステロイド点鼻薬が、鼻水、鼻づまりの症状を抑えるファーストチョイスですので、抗アレルギー点鼻薬は使われることは少なくなってきました。

ザジテン、リボスチン、インタールなどの抗アレルギー点鼻薬は、鼻水、鼻づまりの原因となっている物質(ヒスタミン・ケミカルメディエーター等)をブロックしたり、放出を抑えます。

抗アレルギー点鼻薬は、効果発現まで1~2週間程度かかるため、鼻水、鼻づまり症状が出てから点鼻してもなかなか効いてきません。

抗アレルギー点鼻薬のまとめ

商品名 有効成分 噴霧可能回数 用法・用量 抗H CM抑
ザジテン ケトチフェン 約80 各鼻に1噴霧ずつ
1日4回
リボスチン レボカバスチン 112 各鼻に2噴霧ずつ
1日4回
×
インタール クロモグリク酸
ナトリウム
約60 各鼻に1噴霧ずつ
1日6回
×

抗H  :抗ヒスタミン作用
CM抑:ケミカルメディエーター遊離抑制作用

「抗ヒスタミン作用」「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」について

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まとめ

  1. トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬は、一時的に鼻粘膜の腫れをとっているにすぎない
  2. トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬を使いすぎると、効果が少しずつなくなってくる。点鼻薬依存になることもある
  3. トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどの鼻づまり点鼻薬の正しい使い方は、鼻づまりで眠れないときなど、1日1回~2回を限度に点鼻
  4. 市販の点鼻薬は、血管収縮剤を含む薬が多い
  5. 抗アレルギー点鼻薬は、市販薬も多いが、効果が出るのに時間がかかる
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