爪水虫薬クレナフィンの使い方はこれでバッチリ!使用期間も完璧マスター

クレナフィン
この記事は約6分で読めます。

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

爪水虫は完全に治さない限りどんどん広がり、一生水虫と付き合わなくてはならなくなります。

しかし、爪水虫の完治は難しく10%~20%程度だといわれています。

ただ、爪水虫の完治が難しいのは病気の問題だけではありません。

爪水虫に対する知識不足が完治を難しくしています。

「薬の使い方」や「爪水虫との付き合い方」をまちがえなければ、根気よく「クレナフィンを必要期間使い続ける」ことができれば、爪水虫は治るはずです。

爪水虫の知識をフォローアップしながら、クレナフィンの使い方と使用期間を解説します。

※爪水虫は通称名です。正式名称は爪白癬(つめはくせん)です。

クレナフィンとは

クレナフィン(正式名称:クレナフィン爪外用液10%)は爪水虫への効果が認められた日本初の塗り薬です。

クレナフィン爪外用液10%

2014年9月発売

 

クレナフィンは爪水虫に効果を発揮する2つの工夫があります。

  1. ケラチンとの親和性を低くする
  2. 主成分エフィナコナゾールを高濃度化

 

クレナフィンは次の方を中心に使われています。

  • 爪水虫の飲み薬を飲めない方
  • 飲み薬を増やしたくない方
  • 血液検査を嫌う方

クレナフィンの使い方(塗り方)

クレナフィンの使い方は簡単です。

1日1回入浴後に爪の水気をふき取ってから、クレナフィンを爪全体に塗るだけです。

<ルコナックの使い方>

  1. 爪水虫を石鹸で洗って、よく乾燥させる
  2. クレナフィンを下に向けて、薬をハケに浸透させる(特に開封初回)
  3. 爪水虫の爪全体にクレナフィンを使う
  4. 爪と皮膚の境界、爪先の中もしっかり塗る
  5. 皮膚に付いたクレナフィンをティッシュでふき取る
    (皮膚につくと副作用の原因になる)

 

使い方のポイントを見ていきましょう。

使い方のポイント1: ハケを使って爪全体に使う

クレナフィンの先端にはハケがあります。

クレナフィンはハケの使い方がポイント

出典:科研製薬HP(一部改編)

 

クレナフィンの側面を押すと、液がハケに染み渡ります。

ハケを使って爪水虫になっている全ての爪全体に塗ります。

使い方のポイント2: 爪と皮膚の境界、爪先にも使う

爪と皮膚の境界、爪先の中にも水虫菌はひそんでいます。

もれなくクレナフィンを塗ります。

クレナフィンの使い方(境界、爪中)

出典:科研製薬HP(一部改編)

使い方のポイント3: 使用量

変形、変色している爪全体光るくらいクレナフィンを塗りこみます。

クレナフィンの使い方(塗る量)

出典:科研製薬HP(一部改編)

 

爪水虫以外の爪にクレナフィンを使ってはいけません。

関係のない指にクレナフィンがついた場合は、かぶれの副作用を起こすからです。

ルコナックが爪水虫に効かない3つの理由 その使い方では効果なし

 

また、「クレナフィン1本で何日分?」という質問も良く受けますが、塗る爪の本数で使う量が違います。

何とも答えられません。

クレナフィンの使用期間

クレナフィンを1本使って、それで満足して病院を受診しなくなる方もいます。

しかし、1本使っても爪水虫は全く治りません。

なぜなら、クレナフィンには、変形、変色した爪を直接治す効果はないからです。

水虫爪が押し出されて新しい健康爪に生え変わるまでの期間、クレナフィンを塗り続けなくてはなりません。

クレナフィンで爪水虫が完治するまでの爪の様子

出典:爪白癬治療の心得

 

水虫爪が生え変わる期間は、手の爪で半年〜1年、足の爪で1年〜1年半といわれています。

そのため、クレナフィンの使用期間の目安はこうです。

  • 手爪水虫の使用期間:1年程度
  • 足爪水虫の使用期間:1.5年程度

 

爪水虫の治療には長い治療期間が必要です。

爪水虫は1年から1年半が治療期間の目安ですが、2年の治療期間をついやしても完治しない方も多いです。

その理由はこちらの記事で解説しています。
爪水虫の症状と治らない3つの理由 正しい治療法とは?

クレナフィンの効果発現期間

爪水虫は長い治療期間が必要であることがわかりましたね。

さらに、クレナフィンは36週をさかいに急激に効いてくる特徴があります。

クレナフィンの効果(0週から52週)

縦軸:完全治癒率
横軸:使用期間
出典:科研製薬HP(一部改編)

 

クレナフィンの効果はこちらをチェック!
クレナフィンの効果はイマイチ?効かないとのうわさの真相は?

クレナフィンを使い忘れたときは?

クレナフィンを使い忘れることもあるのでしょう。

使い忘れたときに、いつもの2倍量のクレナフィンを塗ると、かぶれの副作用の原因になります。使い忘れてもいつもの量を塗りましょう。

 

入浴後にクレナフィンを使っている場合

  • 寝る前にクレナフィンの使い忘れをを思い出したら、そのとき塗って次の日はいつもどおり入浴後に塗ります。
  • 次の日に昨日クレナフィンを使ってないのを思い出したら、今晩忘れず入浴後に塗ります。

クレナフィンの使用期限

クレナフィンは開封するまでは、容器に記載の使用期限まで使えます。

ただし、クレナフィン開封後の使用期限は4週間です。

→使用期限は12週間に延長されました。(2018年9月追記)

クレナフィンは薬価(値段)が高いのがネック

クレナフィンは日本初の爪水虫専用塗り薬です。そのため薬価(薬の値段)は高いです。

爪水虫の薬 薬価
(1錠or1本)
1日量 28日薬代 3割負担
イトリゾール
(飲み薬)
354.2 8 ¥19,835 ¥5,950
ラミシール
(飲み薬)
184.2 1 ¥5,158 ¥1,550
クレナフィン 5900.7 ¥11,801 ¥3,540
  • イトリゾールは1日8錠を1週間服用して3週間休む。それを3回繰り返す
  • ラミシールは毎日1回1錠服用
  • クレナフィンは1本14日分で換算

 

イトリゾールとラミシールはこちらをチェック!
爪水虫薬 ラミシール VS イトリゾール 効果と副作用

 

クレナフィンの値段が高くて薬代がキツイ方は、ルコナックに変更すれば1本あたり700円ほど安くなります。(3割負担)

ルコナックとクレナフィンを徹底比較!効果、副作用、使い方、薬価

 

ただし、クレナフィンは1回の処方本数に制限がありませんが、ルコナックは2017年4月末までは、1回1本の処方制限があります。
(健康保険ではクレナフィン・ルコナック1本14日分と換算します)

薬の処方制限はこちらを参照しよう。
麻薬、向精神薬、新薬、湿布には処方日数制限がある

まとめ

  1. クレナフィンは、爪水虫の効果が認められた日本初の塗り薬
  2. クレナフィンの使い方(塗り方)は簡単。1日1回入浴後に使うだけ
  3. ハケを使って爪水虫全体(さかい目、爪中も)に塗る
  4. ただし、皮膚に付いたらティッシュでふき取ること
    (副作用に原因になる)
  5. クレナフィンの使用期間の目安は、半年から1年半

コメント

タイトルとURLをコピーしました