ルコナックとクレナフィンを徹底比較!効果、副作用、使い方、薬価(爪水虫塗り薬)

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爪水虫菌の多くは爪の奥(爪床:そうしょう)に隠れているため、飲み薬(イトリゾール、ラミシール)しか効果がありませんでした。

しかし、2種類の爪水虫塗り薬が発売されてからは、「飲んで治す」以外に「塗って治す」という選択肢が増えました。

飲み薬を増やしたくない方や、爪水虫の飲み薬が続けられない方を中心に使われています。

ライバル関係にあるルコナックとクレナフィンの効果、副作用、使い方、薬価の比較を中心に解説します。

※爪水虫は通称名で、正式名称は爪白癬(つめはくせん)です。

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ルコナックとは

ルコナック(正式名称:ルコナック爪外用液5%)はルリコンと同じルリコナゾールを主成分とする塗り薬です。

ルコナック爪外用液5%

ルコナックやクレナフィンが無かった時代は、ルリコン液が爪水虫に使われることがありましが、爪水虫には効かないという問題もかかえていました。

くわしくはこちらをチェック!
ルリコンの効能効果はパワフル!それでも水虫に効かない6つの理由

ルリコンで水虫が悪化する2つの理由 「副作用」と「マズイ使い方」

ルリコンのルリコナゾールを5倍高濃度化して、爪の奥深くまで浸透してとどまるように改良された爪水虫専用の塗り薬がルコナック爪外用液です。

クレナフィンとは

一方、クレナフィン爪外用液は、2014年9月に発売された爪水虫への効果が認められた日本初の塗り薬です。

クレナフィンの主成分はエフィナコナゾールです。

クレナフィン爪外用液10%

クレナフィンが開発されたおかげで、爪水虫を「塗って治す」という選択肢が増えました。

爪水虫治療に革命を起こした画期的な塗り薬です。

ルコナック発売後もその地位は健在で、クレナフィンの方がよく使われている印象があります。

ルコナックとクレナフィン
効果の比較

2番手の爪水虫塗り薬(ルコナック)は、1番に発売された爪水虫塗り薬(クレナフィン)より強い効果を期待したいところです。

しかし、残念なことにルコナックとクレナフィンの効果の違いは明らかにされていません。

ルコナックの臨床試験期間中クレナフィンが未発売だったため、直接比較試験ができなかったからです。

ただ、ルコナックとクレナフィンの効果は同等と考えるのが妥当でしょう。

その理由はクレナフィンとプラセボの臨床試験の結果にあります。

ルコナックの効果

<ルコナック48週間塗布後の完全完治率>

ルコナックの効果(プラセボと比較)

完全完治
感染面積が0%で、顕微鏡検査と培養検査で水虫菌が見つからない

クレナフィンの効果

<クレナフィン48週間塗布後の効果>
(ただし効果判定は52週後)

クレナフィンの効果(プラセボと比較))

完全完治
感染面積が0%で、顕微鏡検査と培養検査で水虫菌が見つからない

クレナフィンの効果の詳細はこちらチェック!
クレナフィンの効果はイマイチ?効かないとのうわさの真相は?

ルコナックとクレナフィンの比較

被験者(試験に参加した人)母集団が違うため単純に比較できませんが、他に比較できそうなデータがありません。

強引に比較します。

ルコナック プラセボ クレナフィン プラセボ
完全完治 14.9% 5.1% 28.8% 11.9%
効果差 9.8% 16.9%
効果倍率 2.9倍 2.4倍

(ルコナックは塗布48週後、クレナフィンは塗布48週後+4週後の判定)

効果差:
爪水虫の薬とプラセボの効果の差
効果倍率:
爪水虫の薬がプラセボに対して何倍効果があるか

  • 効果差では、ルコナック<クレナフィン
  • 効果倍率では、ルコナック>クレナフィン

ルコナックとクレナフィン
副作用の比較

ルコナックとクレナフィン爪の周りの皮膚に付くとパリパリに乾燥したりかぶれる場合があります。

なぜなら、ルコナック、クレナフィンは添加物にアルコールを使っているからです。
(アルコールは手につくとパリパリに乾燥しますよね)

ルコナックの副作用がクレナフィンを上回る理由は、ルコナックはクレナフィンより爪以外の皮膚につきやすいからでしょう。

副作用も強引に比較した結果

ルコナック クレナフィン
皮膚乾燥 5.4% 皮膚炎 2.1%
皮膚炎 4.1% 水ぶくれ 1.5%
湿疹 2.5% 赤く腫れる 0.7%
合計 18.2% 合計 6.4%

(国内臨床試験の副作用報告より)

ルコナックとクレナフィン
使い方(塗り方)の比較

どちらも使い方は簡単です。

爪水虫を石鹸で洗ってよく乾燥させてから、爪水虫全体に塗るだけです。

ただし、ルコナックとクレナフィンは先端の使い方に違いがあります。

ルコナックの先端にハケはない

クレナフィンの先端にはハケがあるため、爪全体に塗り薬を塗り広げられます。

クレナフィンのハケ

出典:科研製薬HP(一部改編)

クレナフィンの使い方のくわしい解説はこちら!
爪水虫薬クレナフィンの使い方はこれでバッチリ!使用期間も完璧マスター

ハケはクレナフィンの特許です。ルコナックにはハケはありません。

ルコナックの塗り方使い方

出典:佐藤製薬HP(改変)

ルコナックは下向きにして、先端の突起を爪水虫に押し付けるようにして塗り薬を塗り広げます。

ルコナックの使い方(先端を使う)

出典:佐藤製薬HP(改変)

先端を押し続けると薬液はドバ~っと出るため、慣れないと爪以外の皮膚につきます。
(→副作用の原因になる)

ルコナックは使用前の空気抜きが必要

クレナフィンは、容器のふたを開けても外観上の変化はありません。

ルコナックは容器のふたを開けると、先端の突起部分からブクブクと泡状の液(空気)が漏れることがあります。

そのときは、ティッシュで先端を拭きます。

ルコナックは、毎回使用前に先端部分を指などで数回押して空気を抜く必要があります。

ルコナックの空気抜きの方法

出典:ルコナック爪外用液5%の使い方

ルコナックの効果や使い方はこちらをチェック!
ルコナックが爪水虫に効かない3つの理由 その使い方では効果なし

ルコナックとクレナフィン
薬価の違い

クレナフィンは薬価(薬の価格)の高い爪水虫塗り薬です。

2番手であるルコナックはクレナフィンほど高い薬価が付いていません。
3割負担の方で、1本あたり700円ほど値段が違ってきます。

爪水虫の薬 1本薬価 3割負担
クレナフィン ¥5712 ¥1713
ルコナック ¥3331 ¥999

ルコナックはクレナフィンと比べると薬価が安く、効果は同等?であるため、サイフにやさしい薬です。

ルコナック・クレナフィンと
イトリゾール・ラミシールの併用

  • 腰が痛いとき、ロキソニンテープを貼る。
  • さらにロキソニンを服用する。

同成分の貼り薬と飲み薬の併用は普通に行われています。
(ただし、胃腸障害の副作用注意!!その理由はこちら
ロキソニンに胃薬ムコスタ、セルべックスを併用する理由』)

しかし、爪水虫塗り薬(クレナフィン、ルコナック)と飲み薬(イトリゾール、ラミシール)の併用は行われていません。

イトリゾール・ラミシール?の方はこちらをチェック!
爪水虫飲み薬 ラミシール VS イトリゾール 効果と副作用

併用しない理由1

爪水虫塗り薬(クレナフィン、ルコナック)と飲み薬(イトリゾール、ラミシール)は、併用すれば相乗効果があるでしょう。

しかし、爪水虫の塗り薬は次のような方のために開発された薬です。

  • 爪水虫の飲み薬を続けられない方
  • 飲み薬を増やしたくない方
  • 血液検査を嫌う方

併用していたら意味ないですよね。

併用しない理由2

爪水虫薬はどれも薬価が高いです。

おかしな話ですが、高い薬の併用は健康保険で切られる(保険が使えない)可能性があるのです。

まとめ

  1. ルコナックとクレナフィンの効果の優越は不明
    (おそらく同等)
  2. ルコナックはクレナフィンより乾燥感などの副作用が起こりやすい
  3. その原因はルコナックの先端形状にある
  4. クレナフィンの塗り方は先端のハケを使う
  5. ルコナックの塗り方は先端の突起を使う
  6. ルコナックの薬価はクレナフィンの約半額
  7. 爪水虫塗り薬(クレナフィン、ルコナック)と飲み薬(イトリゾール、ラミシール)の併用は行われていない