酸化マグネシウムで宿便を撃退!何錠までなら飲んでもOK?

スポンサーリンク
便秘が治ってスッキリした女性

便秘に使われる便秘薬は多くの種類がありますが、思いつく便秘薬といえば、センノシド、プルゼニドアローゼンなどではないでしょうか?

しかしながら、センノシド、プルゼニド、アローゼンは便秘に即効性がありますが、癖になりやすいというデメリットがあります。

一方、腸にやさしく自然な排便を促す薬が酸化マグネシウムです。

酸化マグネシウムは腸を直接刺激しないため、キュルキュルっとした腹痛に襲われることも少なく、クセにもなりにくいです。

ただし、何錠までも増やし続けていいわけではありません。酸化マグネシウム330mg錠で1日6錠を超えるようであれば、別の便秘薬を検討すべきです。

スポンサーリンク

便秘の3大原因

便秘が起こる原因はさまざまですが、3つの原因を解説します。

1.大腸の運動機能の低下
(宿便の増加)

長くとどまった便を宿便といい、宿便は便秘・腹痛・残便感・吐き気などの原因です。

便が肛門付近にたまってくると、便意を催すように神経を通して大腸(肛門)に指令を出します。

しかし、大腸の運動機能が弱くなると、便がたまっているにもかかわらず、便が外へ排泄されなくなるのです。

2.便の水分の低下

便に水分量が足りないときは、うさぎの便のようなコロコロ便になります。

小さなコロコロ便は少しずつ排便できますが、癒着して大きなコロコロ便になると(宿便が増えると)、排便できず便秘になります。

ムリにがんばると痔が悪化して、おしりから出血することもあります。

3.腸内環境の悪化

大腸内は、ビフィズス菌を代表とする善玉菌が多くを占めています。腸内細菌はバランスを取っていて、最適なバランスをとっています。

腸内細菌のバランスが乱れたとき、便秘や下痢などのさまざまな症状を引き起こします。

そんなときに頼りになる薬が整腸剤です。

ビオスリーは下痢便秘にジワーッと効く!すぐに効かないけど飲み続けよう

酸化マグネシウムは種類が多い

酸化マグネシウムを主成分とする便秘薬は、酸化マグネシウム「ヨシダ」(旧名マグラックス)、、マグミットなどがたくさんあります。

酸化マグネシウム錠330mg「ヨシダ」、マグミット錠330mg」

左:酸化マグネシウム錠330mg「ヨシダ」
右:マグミット錠330mg

1錠のmg数も200mg~500mgまで多くの種類があります。飲みにくいですが粉末薬もあります。

市販薬もあります。

酸化マグネシウムの3つの効果

酸化マグネシウムは飲む量(用量)で効果が違いますが、現在は便秘に使うことがほとんどです。

酸化マグネシウム少量

少量の酸化マグネシウムはシュウ酸カルシウム結石の発生を予防する効果があり、1日200~600mgを多量の水で飲みます。

酸化マグネシウム中用量

中用量(1日500mg~1000mg)の酸化マグネシウムは、制酸剤として効果を発揮します。

胃のむかつきや胃酸過多による痛みなどに使います。

酸化マグネシウム高用量

高用量(1日2000mg)の酸化マグネシウムは、便秘薬として効果を発揮します。

ただし、通常の便秘に酸化マグネシウム2000mg使うのはまれで、750mg~1500mgが標準的です。

酸化マグネシウムの便秘改善効果

酸化マグネシウムは、腸内の水分を集めて宿便をやわらかくします。

水分の集まった宿便は適度に膨らみ、腸を刺激してスムーズな排便を促します。

酸化マグネシウムは腸を直接刺激するのではなく、膨らんだ宿便が腸を刺激するため自然な排便ができます。

酸化マグネシウムの飲み方

酸化マグネシウムは、飲む量で効果が違いましたね。

酸化マグネシウム量 効果
少量 尿路結石予防
中用量 胃痛・むかつき
高用量 便秘

酸化マグネシウムは、便をやわらかくして自然に排便したいときは1日2~3回に分けて飲み、ドバっとたまった宿便を排便したいときは寝る前1回まとめて飲みます。

便に水分を与える作用促進ため、多めの水での服用がおすすめです。

個人的な話ですが、筋トレを始めてから高タンパク食に切り替えました。すると、便が硬くなりおしりが出血してしまいました。

便秘は痔の大敵です。

強力ポステリザン軟膏がいぼ痔に効かない?効果的な使い方はこう!

そのときに使った薬が酸化マグネシウムマグミット)です。

330mg錠を1錠寝る前に飲むだけで十分な効果があり、出血は治まりました。今では整腸剤も欠かせません。

ラックビーの効能効果は数え切れない!下痢/便秘/おなら/お腹のはり

酸化マグネシウムは何錠までOK?

処方される酸化マグネシウムは、(250mg×3錠)~(330mg×3錠)が多いです。

しかしながら、酸化マグネシウムは効果の個人差が出やすく、飲んでみないと効く量がわかりません。

少なすぎれば宿便は改善せず、多すぎれば下痢をします。

マグミットの量
少ない ちょうどいい 多い
便秘
(効かない)
快便
(効果あり)
下痢
(効果が強すぎる)

酸化マグネシウムは自己調整が必要な便秘薬ですが、上限は2000mgと決まっています。

250mg錠は8錠まで
330mg錠は6錠まで
500mg錠は4錠まで

この量で便秘が解消しない場合は、従来の便秘薬センノシド、プルゼニドアローゼンラキソベロンヨーデルS、もしくは新タイプの便秘薬アミティーザリンゼス、グーフィスを検討した方がいいかもしれません。

リンゼスとアミティーザ 5つの違い なるほど!新型便秘薬はこう違うのか

便秘薬(下剤)7種類(飲み薬&座薬) 効果と副作用 ピッタリはどれ?

まとめ

  • 便秘の3大原因は、1.便の水分低下 2.腸内環境の悪化 3.大腸の運動機能低下
  • 酸化マグネシウムは大腸を直接刺激しないため、自然な排便ができる癖になりにくい便秘薬
  • 酸化マグネシウムを便秘に使う場合、750mg~1500mg/日の量が標準的である
  • 酸化マグネシウムは、宿便をやわらかくして自然に排便したいときは1日2~3回に分けて飲み、宿便を排便したいときは寝る前1回まとめて飲む
  • 酸化マグネシウムが効きすぎると下痢する。反対に効かないときは2000mgを限度に増量できる