マグミットは牛乳と飲み合わせNG?意外と多い併用注意薬はこれ!

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病院で便秘をうったえると、一番に検討される便秘薬がマグミットですので、使った経験がある方も多いでしょう。

なぜなら、効果がマイルドでお腹に優しく、腹痛・下痢などの副作用が起こりにくいからです。

マグミットは子供から高齢者まで、あらゆる世代の便秘に使われている便秘薬です。

そんな頼りになるマグミットですが、飲み合わせに注意しなくてはならない併用注意薬は意外と多いです。

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マグミットと牛乳

「マグミットは牛乳で飲んではいけない」といわれることもありますが、はたしてそうなのでしょうか?

私はそこまで、マグミットと牛乳の飲み合わせにナーバスになる必要はないと思っています。

(ただし、薬をわざわざ牛乳で飲む必要はありません。基本は水です)

その理由はこうです。

マグネシウム(Mg)は牛乳、ヨーグルトなどに含まれるカルシウム(Ca)の吸収をよくします。

そのため、高カルシウム血症を起こす可能性があります。

高カルシウム血症とは

血液中のカルシウム値が異常に高くなること。
頭痛、めまい、吐き気、倦怠感などの症状があらわれます。

しかし、高カルシウム血症をおこすには大量の牛乳が必要です。

つまり、普通の生活で飲む程度の牛乳(1日500mL以下でしょう。たぶん)であれば、高カルシウム血症を起こす可能性は低いです。

マグミットと飲み合わせ注意薬1
カルシウム製剤

骨粗しょう症にカルシウム製剤が使われることは少なくなりましたが、マグミットとカルシウム製剤は飲み合わせ注意です。

その理由はこうです。

1日500mL牛乳と飲んだとすると、牛乳で摂れるCaは1日550mgです。

しかし、カルシウム製剤でCaを摂ると、かんたんに1000mgを超えます。高カルシウム血症を起こすリスクがぐっと上がるからです。

<例>アスパラCA錠なら5錠でCa1000mg

また、Caの吸収をよくするビタミンD3製剤(アルファロール、ワンアルファ、ロカルトロール)も、カルシウム製剤と同じ理由で飲み合わせ注意です。

マグミットの副作用は下痢だけじゃない!高マグネシウム血症が恐ろしい!

マグミットと飲み合わせに注意する薬はまだまだあります。

マグミットと飲み合わせ注意薬2
抗生物質

マグミットと併用すると薬の吸収が悪くなり、効果が弱くなる抗生物質があります。

  • ニューキノロン系抗菌薬
  • テトラサイクリン系抗生物質
  • セフゾン
  • ジスロマック

これらの抗生物質はマグミットと飲み合わせ注意で、少なくともマグミットと2時間あけて飲まなくてはなりません。

ニューキノロン系抗菌剤

ニューキノロン系抗菌剤の例

  • クラビット(レボフロキサシン)
  • オゼックス(トスフロキサシン)
  • ジェニナック(ガレノキサシン)

マイコプラズマ肺炎薬クラリス、ジスロマック、オゼックス

ニューキノロン系抗菌剤は、中耳炎、副鼻腔炎、膀胱炎、ものもらいなど、多くの細菌感染症に使われています。

しかし、抗生物質は風邪に効くというデタラメな情報があり、欲しがる人もたくさんいますが、全くといって効きません。

なぜなら、風邪の根本的な原因はウイルス感染だからです。くわしくはコチラの記事で解説しています。

クラリス/クラリシッドは風邪には効かない!処方する理由は?

テトラサイクリン系抗生物質

テトラサイクリン系抗生物質の例

テトラサイクリン系抗生物質はニキビ治療に好んで使われています。

ニキビ薬は女性に多く使われ、便秘も女性が起こす頻度が高いです。

ですので、これらのニキビ薬とマグミットという組み合わせは女性でよく起こります。

飲み合わせに注意して併用しましょう。

ミノマイシンとビブラマイシン 皮膚科ニキビ薬No.1はどっち?

また、これらの抗生物質はカルシウム製剤と併用すると、吸収が悪くなります。Caを含む牛乳やヨーグルトなどはこれらの抗生物質と飲み合わせ注意です。

セフゾン、ジスロマック

原因は不明ですが、セフゾンジスロマックもマグミットと一緒に飲むと効果が下がります。

マグミットの飲み方はこうしよう!これで下痢便秘とグッドバイ

マグミットと飲み合わせ注意薬3
骨粗しょう症薬

マグミットと併用すると薬の吸収が悪くなり、効果が弱くなる骨粗しょう症薬があります。

ビスホスホネート系骨粗しょう症薬

  • ボナロン
  • フォサマック
  • ボノテオ
  • リカルボンなど

これらの骨粗しょう症薬はマグミットと飲み合わせ注意で、少なくともマグミットと2時間あけて飲まなくてはなりません。

マグミットの作用機序は他の便秘薬とは違う!だから腹痛も弱い

まとめ

  • マグミットを(わざわざ)牛乳で飲む必要はないが、普段飲んでいる牛乳量で高カルシウム血症を起こすリスクは低い
  • マグミットはある種の抗生物質と飲み合わせ注意
    (ニューキノロン系、テトラサイクリン系、セフゾン、ジスロマック)
  • マグミットはある種の骨粗しょう症薬と飲み合わせ注意
    (ビスホスホネート系、ビタミンD3系、カルシウム製剤)