紫外線量は、天気、季節、時間帯、地域で違いますね。
紫外線で日焼けする条件は、快晴、夏、昼、南地域(沖縄)です。
一方、紫外線で日焼けしない条件は、雨、冬、夜、北地域(札幌)です。
- 曇りは意外とヤバい!日焼けしやすい!といいますが、日焼けリスクはどの程度なのでしょうか?
- 今日は日焼けする?しない?どちらでしょうか?
- 日焼けしない時間帯はいつでしょうか?
それを数値で教えてくれるがUV指数(UV指数、UVインデックス)です。
UV指数は日焼け対策に使える便利なツールです。
紫外線の基礎知識をフォローアップしてから、UV指数の見方の解説に入ります。
2つの紫外線(UVB、UVA)
紫外線はUV(Ultra Violet)と英語表記することが多いです。
紫外線は、波長の長さでUVC~UVAの3種類に分類されています。
日焼けの原因になる紫外線はUVBです。
UVAとUVBの違いはこちら!
『なぜ紫外線で日焼け、シミが起こるのか? UVA、UVBの違いは?』
紫外線量(UVB)の季節変動
UVBはUVAに比べて地上に降り注ぐ量は少ないですが、季節変動が激しい紫外線です。
紫外線量(UVB)の季節変動(つくば市)
(気象庁データより作成)
紫外線量(UVB)は春の4月くらいから増え始め、夏の8月頃に最大になると言われています。
しかし、2012年から2015年にかけての紫外線量(UVB)は、春の5月に小さなピークを迎え、夏の7月が最大です。
秋の運動会を迎える10月頃の紫外線量(UVB)は夏の1/2程度です。
冬は夏の1/5程度です。
季節別紫外線量(UVB)は、夏が最大で冬が最小です。
紫外線量(UVB)の地域変動
UVB紫外線量の地域変動(沖縄、つくば、札幌)
(気象庁データより作成)
札幌と沖縄で気温差があるように、紫外線量(UVB)も地域差があります。
日本では単純に南の地域(温かい地域)はUVBが強く、北の地域(涼しい地域)はUVBが弱いです。年間を通して2倍~4倍の差があります。
沖縄に行くときは日焼け対策が絶対必要!というのもうなずけます。
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日焼け対策に使えるUV指数とは
紫外線をUVBとUVAを分けて考えるのもいいですが、どちらの紫外線も肌に有害です。
そこで、紫外線が人体に与えるリスク(紫外線の強さ)を数値化した指数を日焼け対策に応用しましょう。
その指数をUV指数(紫外線指数、UVインデックス)といいます。
世界保健機関(WHO)は、UV指数を活用した紫外線対策をすすめています。
UV指数は5段階(弱い~極端に強い)1から11+まであり、世界共通の指標です。
気象庁のHPでも、UV指数を使って対策をうながしています。
カラー | UV指数 | 対策 |
---|---|---|
紫 | 11超 | 日中の外出はできるだけ控えよう 必ず長袖のシャツ、日焼け止め、防止を利用しよう |
赤 | 8~10 | |
オレンジ | 6~7 | 日中はできるだけひかげを利用しよう できるだけ長袖のシャツ、日焼け止め、防止を利用しよう |
黄色 | 3~5 | |
青 | 1~2 | 安心して野外で過ごせます |
UV指数のカラーは、信号をイメージするとわかりやすいですね。
- 赤~紫:危険
- 黄~オレンジ:少し危険
- 青:安全
UV指数を使えば、どの国にいても紫外線の強さがわかります。
ちなみに今日のUV指数はどれくらいでしょうか?
→今日のUV指数(気象庁HP)
紫外線の強さがわかれば、適切な日焼け止めで日焼け対策ができます。
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さっそく季節、晴れ・曇り、時間帯別のUV指数を確認して、日焼け対策に応用してみましょう。
UV指数の季節変動
気象庁HPを参考にして作成
- 点が1日の最大UV指数
- グレーの線が1990年から2015年までの累年平均値
UV指数の季節変動では、7月から8月にかけての夏の紫外線が強く、日焼けをしやすいことがわかります。
同時に、1日の最大UV指数は日によってばらつきがあることもわかります。
なぜでしょうか?
それは天気(晴れ、曇り、雨)の影響です。
UV指数の天気変動(曇り具合)
天気ごとのUV指数の割合(快晴時100%)
気象庁HPより引用、改編
晴れのUV指数は、快晴とあまり変わりません。
雲の雲り具合によりますが、曇りは15%~40%減で、快晴時の60%~85%のUV指数です。
さらに雨の日は70%減で、快晴時の約30%のUV指数です。
日焼けは雲のかかり具合の影響を受けます。
「曇りは意外と日焼けしやすい」というのもウソではありませんね。
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『サンバーンとサンタンの違い 焼けない日焼け止めはSPFとPAでわかる』
UV指数の時間帯変動
夏と冬の時間帯別UV指数を確認してみましょう。
夏のUV指数(時間帯別)
夏のUV指数(時間帯別)
(気象庁HPを参考に作成)
夏のUV指数(時間帯別)を見てください。
10時~14時の昼の時間帯が紫外線が強く、昼の時間帯は日焼け対策をしないと強く日焼けするとわかります。
特に昼間の海の紫外線は強烈です。
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『今年は絶対焼けない! 日焼け止めの効果的な使い方(量、頻度)』
冬の時間帯はどうでしょうか?
冬のUV指数(時間帯別)
冬のUV指数(時間帯別)
(気象庁HPを参考に作成)
冬も夏と同様に、10時~14時くらいの昼の時間帯が紫外線が強いです。
しかし、12月のUV指数は最大でも7月の16時くらいで、日焼けしにくいことが分かります。
まとめ
UV指数:最大 | UV指数:最小 | |
---|---|---|
天気の違い | 快晴:100% | 雨 :15%~40% |
季節の違い | 夏 :100% | 冬 :10%~35% |
時間帯の違い | 12時:100% | 夜 :2%~5% |
地域の違い | 沖縄:100% | 札幌:25%~50% |
- 紫外線で日焼けしやすい条件は、快晴、夏、昼、沖縄
- 紫外線で日焼けしにくい条件は、雨、冬、夜、札幌
- 紫外線で日焼けやシミの問題になるのは、UVBとUVA
- UV指数(紫外線指数、UVインデックス)とは、紫外線が人体に与える影響度(紫外線の強さ)を数値化した指数
- UV指数が大きい→日焼けしやすい→日焼け対策必要
- 世界保健機関(WHO)は、UV指数を活用した紫外線対策を推奨
夏に沖縄に行くときは日焼け止めが必須です。
日焼け対策を忘れると水ぶくれの悲惨な日焼けになります。
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