帯状疱疹の薬【バルトレックス、ファムビル、ステロイド、ロキソニン+α】ヘルペスウイルスと痛みの治療

帯状疱疹の皮膚症状の進行はパターン化しています。

  1. ピリピリする・チクチクするという痛みや違和感が起こります
  2. 皮膚に赤いブツブツが出てきて、帯状につながり水ぶくれ(水泡)になります
  3. 最終的に水ぶくれはかさぶたになります。

初期症状が軽い帯状疱疹(たいじょうほうしん)であっても、治療が遅れたりストレスがあったりすると、痛みや皮膚症状は長期化(重症化)する場合があります。

そのため、帯状疱疹の初期症状を感じたら、すぐにバルトレックス、ファムビルなどの抗ヘルペスウイルス薬を開始することが重要です。

帯状疱疹でよく使用される治療薬は主に3種類です

  1. ヘルペス薬
    ヘルペスウイルスの増殖抑制

  2. 消炎鎮痛剤の飲み薬
    炎症性の痛みの緩和

  3. ステロイドの飲み薬
    炎症性の痛みの緩和

※抗ヘルペスウイルス薬はヘルペス薬と略記します。

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ヘルペス薬の飲み薬
ゾビラックス、バルトレックス、ファムビル

帯状疱疹の原因と症状がわかれば、治療と予防の理解が深まります

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ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルの効果

ゾビラックス錠、バルトレックス錠、ファムビル錠

ヘルペス薬は、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑えて皮膚症状を改善する効果だけではありません。

神経の損傷が軽い初期に服用を開始すれば、神経の損傷を最小限に抑えて炎症性の痛みを和らげることができます。

さらに、バルトレックス、ファムビルは帯状疱疹後神経痛が消失するまでの期間を短縮することが海外の二重盲検比較試験で確認されています。

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ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルの副作用

ヘルペス薬の飲み薬の副作用頻度はかなり低いですが、下痢・吐き気などの胃腸症状や、湿疹・頭痛などの症状が起こる場合があります。

しかし、これらの症状はどの薬でも起こる可能性がある副作用です。

ヘルペス薬バルトレックス(バラシクロビル)の効果、副作用、飲み方【帯状疱疹・水疱瘡・口唇ヘルペス】
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ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルの飲み方
(飲むタイミング)

ゾビラックスは1日5回飲む必要があるため、最近では帯状疱疹の治療には使用されなくなってきました。

帯状疱疹の診断を受けたら、できるだけ早くヘルペス薬の飲み薬で治療を開始します。

薬局でバルトレックスやファムビルを受け取ったら、すぐに1回分を飲んでください。

処方されたバルトレックスやファムビルは、最後まで飲みきることも重要です。

ヘルペス薬ファムビルは高いが帯状疱疹治療に特化!?効果と副作用
ヘルペスで使う薬はバルトレックスが有名ですが、ファムビルもあります。ファムビルはバルトレックスと比較すると薬価(薬の値段)がやや高いですが、帯状疱疹に使う価値はありそうです。

ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルの薬価

ゾビラックス400 バルトレックス ファムビル
有効成分 アシクロビル バラシクロビル ファムシクロビル
1回服用量 2錠
1日服用回数 5回 3回
1日薬価 約3700円 約2600円 約2900円
服用日数の目安 7日間

帯状疱疹の主薬であるヘルペス薬の飲み薬は、薬価(薬の値段)が高いのがネックです。

自己負担の目安(3割負担)
 =1日薬価×7日分×0.3
 =5500円~7800円
ヘルペス薬 バルトレックス、ゾビラックス、ファムビルの違い【水疱瘡、帯状疱疹、口唇ヘルペス】
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消炎鎮痛薬(帯状疱疹痛の治療)
カロナール、ロキソニン、セレコックス

神経性の痛みと炎症性の痛み

カロナール、ロキソニン、セレコックスなどの消炎鎮痛剤は、ヘルペス薬のように帯状疱疹を直接治療する薬ではありません。

帯状疱疹痛を和らげる目的で使用します。

帯状疱疹の痛みの薬

帯状疱疹痛は炎症性の痛み神経性の痛みがあり、帯状疱疹の初期は、炎症性の痛みが優位です。

ただし、帯状疱疹の初期に神経性の痛みがないわけではありません。

神経性の痛みを取り除く薬(神経障害性疼痛治療薬)を使用、もしくは併用する場合もあります。

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いつまでカロナール、ロキソニン、セレコックスを飲むのか

帯状疱疹痛が和らいでくると痛み止めを止めてしまう方がいます。

痛みがなくなっていても、見えないところで帯状疱疹の炎症は起こっています。

バルトレックス、ファムビルと一緒で、処方されたカロナール、ロキソニン、セレコックスは最後まで飲みきるのが重要です。

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ステロイド薬
プレドニン・リンデロン

プレドニンやリンデロンなどのステロイド薬は、免疫機能抑制作用があるため、ウイルス性の病気の治療には使いにくいです。

それでも、次のような理由でプレドニンやリンデロンなどのステロイド薬を帯状疱疹に使う場合があります。

  • 帯状疱疹の炎症性の痛みを取るため
  • 神経麻痺の治療と予防のため

帯状疱疹の治療では、神経が傷ついて神経の麻痺が残らないようにすることも重要です。

また、ヘルペス薬とステロイド薬の併用では、ヘルペス薬でヘルペスウイルスの増殖を抑え、ステロイドの薬で炎症性の痛みを取ることで、帯状疱疹の治療に相乗効果が期待できます。

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帯状疱疹へのステロイド軟膏の使用

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ステロイド軟膏とプロトピック軟膏には、免疫力をコントロール(減弱)する作用があります。

ステロイド軟膏やプロトピック軟膏を帯状疱疹の皮膚症状が起こっているところに塗ると、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を助けてしまうことになり、注意が必要です。

アトピーの方が帯状疱疹になった場合は、アトピーと帯状疱疹の両方の治療について、よく医師と相談してください。

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帯状疱疹の塗り薬:
抗生物質(テラマイシン軟膏)
ヘルペス薬(アラセナA軟膏)

アラセナA軟膏とアラセナクリーム

アラセナA軟膏やゾビラックス軟膏のようなヘルペス薬の塗り薬は、たいてい口唇ヘルペスに使われます。

しかし、帯状疱疹の水ぶくれがひどいときは、アラセナA軟膏を使う場合もあります。
(ゾビラックス軟膏は帯状疱疹の保険適応なし)

口唇ヘルペス塗り薬アラセナA軟膏(ビダラビン) VS ゾビラックス軟膏(アシクロビル) 
1度口唇ヘルペスになってしまった方は、再発する可能性が高いです。塗り薬を1本常備しておくことをおすすめします。口唇ヘルペスの塗り薬はドラッグストアなどで市販されています。

皮膚の細菌の感染をおさえるために、テラマイシン軟膏などの抗生物質の軟膏が使う場合もあります。

とびひ市販薬 抗生物質テラマイシン軟膏 VS ドルマイシン軟膏
とびひ市販薬は使い方にコツがあり、使い方を誤ると、とびひが治るどころか悪化させる場合があります。

帯状疱疹ワクチンで帯状疱疹を予防

帯状疱疹の予防関係の記事は加筆して移動しました。

帯状疱疹ワクチンの予防接種が大人にも解禁! 費用VS効果&副作用(副反応)は?
水疱瘡ワクチンを接種するという方法で、帯状疱疹を予防するという試みが一部の医療機関で行われています。はたして効果はあるのでしょうか?

まとめ

  1. 帯状疱疹の初期症状(ピリピリ・チクチク感)を感じたら、すぐにヘルペス薬を開始することが重要
  2. ヘルペス薬の飲み薬は、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑えて皮膚症状を改善する効果と、神経の損傷を抑え、炎症性の痛みを和らげる効果がある
  3. ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルの帯状疱疹に対しての効果は同等
  4. 帯状疱疹の炎症性の痛みに対しては、非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニン、セレコックスなど)とアセトアミノフェン製剤(カロナール、コカールなど)が使われることが多い
  5. 帯状疱疹の神経性の痛みに対しては、神経障害性疼痛治療薬(リリカなど)を使用する
  6. ステロイド薬は、炎症性の痛みを取る目的や、顔面神経麻痺や知覚神経麻痺の治療目的で使用されることがある