ビーソフテンローションを化粧水代わりに使うと 美容効果で顔がぷるん?

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ビーソフテンローションは、超有名保湿剤ヒルドイドローションのジェネリックです。

見た感じや塗り心地に違いがありますが、同じ使い方をすれば同等の保湿効果が得られます。

しかしながら、ビーソフテンローションは美白液・化粧水・美顔液として紹介されているケースがあります。

  • 化粧水や乳液代わりに顔に使っている
  • 化粧水よりも効果がある
  • ニキビ痕にも効果がある

塗り心地が化粧水そっくりですので、代わりに使ってしまう気持ちはわかります。

でも美白は一体どこから?根拠は?

ビーソフテンローションは化粧水ではなく保湿剤です。

美容愛好家の夢を壊すようで恐縮ですが、ビーソフテンローションの効果のリアルを解説します。

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ビーソフテンローションに美容効果はない

美容愛好家の中には、ビーソフテンローションを化粧水代わりに使っている方がいます。

  • 高い化粧水よりも顔がうるおう!
  • 化粧水より安いので、たっぷり顔に使える!
    (保険で1本50g約120円!)
  • もう手放せない!

ヒルドイド・ビーソフテンの価格はコチラの記事で解説しています。

ヒルドイドの値段と処方上限 保険適用外になったらどうなる?

ビーソフテンローションは塗り心地が化粧水そっくりなので、代わりに使いたい気持ちはわかります。

しかし、「高い化粧水より顔がうるおい」化粧水代わりに使えるのならば、あの高い化粧水の価値とはいったい何なのでしょうか?

ビーソフテンローションは薬(保湿剤)であり化粧水ではありません。美容愛好家が求める美容効果もありません。

ビーソフテンローションの保湿効果
(顔がぷるんとする理由)

ビーソフテンローションの主成分はヘパリン類似物質です。

ビーソフテンローション(ヘパリン類似物質ローション)

ヘパリン類似物質とは、そのヘパリンという物質と似た作用(構造)を持っている成分で、強力な保湿効果が期待できます。

ビーソフテンローションの臨床成績(皮脂欠乏症)

本剤の有効率 (最終全般改善度判定:「中等度改善」以上) は83.3%で、有用率 (有用度判定: 「有用」以上) は85.4%であった。

ビーソフテンローション添付文書より

※皮脂欠乏症:乾燥肌のこと

保湿効果とは肌のバリア機能を改善し、水分が逃げるのを抑える効果のことです。

バリア機能

水分が保たれれば肌は本来のうるおいを取り戻し、顔がぷるんとします。保湿効果と美容効果を誤解して化粧水代わりに伝ってしまうわけです。

保湿効果は次の2つの症状の改善に応用されています。

  1. 皮脂欠乏症(乾燥肌)
  2. 進行性指掌角皮症(手あれ)

ビーソフテンローションのその他の効果

ビーソフテンローションの効能効果は次のとおりです。

  • 皮脂欠乏症
  • 進行性指掌角皮症
  • 凍瘡(しもやけ)
  • 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
  • 血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患
    (注射後の硬結並びに疼痛)
  • 血栓性静脈炎 (痔核を含む)
  • 外傷 (打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸 (乳児期)

ビーソフテンローション0.3%添付文書より

血流改善効果(血行促進効果)

  • 凍瘡(しもやけ)
  • 血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患

ビーソフテンローションには血流を改善する効果があり、しもやけ治療に応用できます。

ただし、ローションではなく、肌の定着性が高いヒルドイドソフト軟膏や、そのジェネリックヘパリン類似物質油性クリームを使う場合がほとんどです。

ヘパリン類似物質油性クリームは顔より体におすすめ 効果的な使い方

傷痕をキレイにする効果

  • 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防

ビーソフテンローションは、ケロイド肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれる、盛り上がった傷痕をキレイにする効果があります。

ビーソフテンローションの臨床成績(肥厚性瘢痕・ケロイド)

本剤の有効率(最終全般改善度判定「改善」以上)は54.2%で、有用率(有用度判定「有用」以上)は60.4%であった。

想像がふくらんで、ビーソフテンローションはニキビやニキビ痕に効果があるとネットで盛り上がっていますが、ビーソフテンローションが純粋なニキビ痕に効果はありません。

ビーソフテンローションは顔、ニキビにピッタリ!使い方はシンプルでOK

ビーソフテンローションの添加物

添加物とは、薬の主成分以外に使われる、油性成分、水性成分、安定剤、保存剤、乳化剤のことです。

塗り薬の塗り心地や安定性を決めるのが添加物です。主成分を溶かしこむ受け皿のような役割をする添加物を基剤といいます。

塗り薬の軟膏とクリームの違いは基剤!吸収率、使用感で使い分ける』

少し驚くかもしれませんが、ビーソフテンローションは0.3%が主成分で、残りの99.7%は添加物です。だから、添加物に何を使っているかはとても大切です。

ビーソフテンローションはワセリンなどの油性成分を使っていないため、無臭のサラッとした液状です。まるで化粧水です。

ビーソフテンローションを手のひらへ出す

ビーソフテンローションを腕に塗る

ビーソフテンローションとほぼ同じ添加物を含む市販薬「HPローション」は、ビーソフテンローションの代わりにおすすめです。

ヒルドイド市販 ビーソフテンの代わりはHPローションがおすすめ

ビーソフテンローションと化粧水・乳液の順番

ビーソフテンローションと化粧水。どの順番に使うかは悩ましい問題です。

洗顔から化粧までの正しい順番は次の通りです。

  1. クレンジング&洗顔
  2. 化粧水
  3. 乳液
  4. ビーソフテンローション
  5. 化粧下地
  6. 化粧(メイク)

この順番で使う理由はこちらで解説しています。

ビーソフテンローションと化粧水の順番はこう!ニキビ薬より先に塗ってね

まとめ

  • ビーソフテンローションは塗り心地が化粧水そっくりなので、代わりに使っている人もいるが、期待する美容効果はない
  • ビーソフテンローションの主成分(ヘパリン類似物質)には強力なモイスチャライザー効果がある
  • ビーソフテンローションで顔がぷるんとするのは「保湿効果」が働いているから
  • ビーソフテンローションはワセリンなどの油性成分を使っていないため、無臭のサラッとした化粧水のような液状である