口内炎は舌などの炎症部分が痛む、一度はなったことがある皮膚病?(歯科病?)のひとつです。
口内炎の原因はいろいろありますが、主な原因は次のうちのどれかであることが多いです。
- 舌を噛んだ
- 火傷(熱い食物)
- ストレス
- 寝不足
- ビタミン不足
- 胃が荒れている
口内炎薬の市販はたくさんありますので、口内炎によくなる方はひとつ常備しておいても損はないかもしれません。
常備しておくと心強い、口内炎薬のおすすめ市販(塗り薬と貼り薬)を3つ紹介します。
- 口内炎薬のおすすめ市販1
ケナログA(塗り薬) - 口内炎薬のおすすめ市販2
アフタッチA(貼り薬) - 口内炎薬のおすすめ市販3
大正クイックケア(貼り薬)
口内炎薬のおすすめ市販1 ケナログA口腔用軟膏
ケナログAの主成分はステロイド
医療用の口内炎薬にはケナログ口腔用軟膏があります。
口内炎の市販薬ケナログAは、医療用のケナログAと全く同じ成分、添加物を使っているためおすすめです。
ケナログAの主成分はステロイド(トリアムシノロンアセトニド)です。
ステロイドを主成分にする口内炎薬は、ウイルス性口内炎(ヘルペス性口内炎)やカンジダ性口内炎には効果がありません。
ステロイドには強さのランクがありますが、トリアムシノロンアセトニドはランク表には記載がなく不明です。
(おそらくmild、weak)
ケナログAは口の中に使うため、塗っても唾液などで取れにくい口内炎を保護するような基剤(ゼラチン、ゲル化炭化水素など)が使われています。
ケナログAの用法用量
ケナログAは使い方の自由度が高い塗り薬です。
ただし、ケナログ(医療用)には年齢制限がありませんが、ケナログA(市販)は5歳以上が対象年齢です。
ケナログAのおすすめの使用回数は1日4回(毎食後と寝る前)です。2.3日もすれば痛みは治まってきます。
ケナログAの塗り方(使い方)
- 指や綿棒に米粒大から小豆大の大きさのケナログAを取ります
- ティッシュなどで口内炎の水気を取ります
- ケナログAを痛いところ全体をおおうように塗ります
(口内炎をケナログAでカバーするイメージ) - ケナログAを塗った後は、30分くらい飲食を控えます
- 使用後は、ケナログAの先端をきれいに拭いてからしまいます
(薬が先端で固まる場合があるため)
ケナログAは食事などの痛みから口内炎を守る効果も期待できますが、接着性があるとはいえ、食事をするとケナログAははがれ落ちていきます。
特に舌に塗る場合、すぐに取れてしまいます。
値段はAmazonで660円でした。
口内炎薬のおすすめ市販2.3 アフタッチA 口内炎パッチ大正クイックケア
アフタッチAと口内炎パッチ大正クイックケアの違い
医療用の口内炎薬にはアフタッチとアフタシールがあります。
アフタッチ
(アフタッチ口腔用貼付剤)
アフタシール
アフタッチとアフタシールに対応する口内炎薬の市販は、アフタッチAと口内炎パッチ大正クイックケアです。
医療用 | おすすめ市販薬 | 主成分 添加物 |
---|---|---|
アフタッチ | アフタッチA | 同じ |
アフタシール | 大正クイックケア |
アフタッチAと口内炎パッチ大正クイックケアの違いは、大きさ、厚み、使い方(後述)などです。
アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)の主成分もステロイド
ステロイド(トリアムシノロンアセトニド)の抗炎症作用により、口内炎の炎症を抑え、痛みを取り除きます。
アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)はステロイド(トリアムシノロンアセトニド)を主成分とする二層錠剤(二層シール)で、白色面を口内炎に使う口内炎市販薬です。
おすすめ市販薬 | 薬が付いている表 | 付いていない裏 |
---|---|---|
アフタッチA | 白色 (見た目はピンク) |
オレンジ色 |
大正クイックケア | 赤色 |
アフタッチA
口内炎パッチ大正クイックケア
アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)の用法用量
医療用アフタッチ(アフタシール)には年齢制限がありませんが、市販用アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)は5歳以上が対象年齢です。
アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)を1日1~2回口内炎に塗り、2.3日もすればで痛みは治まってきます。
口内炎が2カ所以上あるときは、複数枚アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)を使います。
アフタッチAと口内炎パッチ大正クイックケアの貼り方使い方
アフタッチAは貼付後数時間で溶けますが、口内炎パッチ大正クイックケアの赤色層(貼りつける反対側)は溶けません。
(時間が経つと自然にはがれます)
- ティッシュなどで口内炎の水気を取ります
- 指でアフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)をはさんで、白い面(ピンク)を舌を噛んだときにできた口内炎などに、おおいかぶせるように貼ります。
[口内炎をアフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)でカバーするイメージ] - 2~3秒間指を押し当てれば、薬がほぼ貼りつきます
舌を噛んだときにできた口内炎などに貼る例
出典:Teijin medical web
白色面が塗れると口内炎への接着性が悪くなります。
日中に貼る場合
アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)を日中に貼れば、食事などによる口内炎の痛みを軽減できます。
アフタッチA(口内炎パッチ大正クイックケア)はすぐに口内炎に貼りつきますが、念のため5分程度は食事をとらないようにします。
寝る前に貼る場合
アフタッチは寝る前、口内炎に貼るのが有効です。
アフタシールの支持層(貼りつける反対側)は溶けないため、寝る前に貼ってはいけません。
(アフタシールを飲みこんだときは、体内でも溶けずそのままの形で体外へ出ます)
口内炎薬 おすすめ市販の効果
口内炎薬の市販は、ステロイド(トリアムシノロンアセトニド)の抗炎症作用により、口内炎の炎症を抑え、痛みを取り除きます。
医療用では、デキサメタゾンを含む口内炎薬もありますが、市販はされていません。
- ケナログA(市販)はケナログ(医療用)と同じ口内炎塗り薬
- 大正クイックケア(市販)はアフタシール医療用)と同じ口内炎貼り薬
ですので、ケナログ、アフタシールのデータをそのまま引用します。
- ケナログの効果(有効率)は、77.9%
- アフタシールの効果(有効率)は、93.1%
口内炎薬 おすすめ市販の副作用
ステロイド(トリアムシノロンアセトニド)を含む口内炎塗り薬と貼り薬を塗り続ける(貼り続ける)と、白い斑点や黄色い膿がでる場合があります。
- 白い斑点→カンジダ感染症の疑い
- 黄色い膿→細菌感染症の疑い
口内炎市販塗り薬と貼り薬を使ってこのような症状が出た場合は、
副作用もしくは口内炎塗り薬と貼り薬が口内炎のタイプにあっていない(ヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎など)可能性があります。
市販薬はセルフケアが原則です。
口内炎薬の市販を2.3日使用しても口内炎がよくならない場合は、中止して歯科などの受診をおすすめします。
口内炎薬市販の使いわけ (塗り薬と貼り薬)
舌を噛んだ
舌などの動くところには、口内炎薬の市販は貼り薬をおすすめします。
なぜなら、貼り薬は塗り薬と比較できないくらい粘着性が高いからです。
(無理にはがそうとすると皮膚がちぎれそうになる)
錠剤タイプのアフタッチAはそれなりに異物感があります。
異物感が気になる方は、口内炎パッチ大正クイックケアがおすすめです。
痛い部分が大きい、多い
痛い部分が大きい、多い場合、口内炎薬の市販は塗り薬をおすすめします。
貼り薬を使用する場合、痛い部分ごとに貼る必要があり、使用枚数が増えるからです。
まとめ
- 医療用と同じ成分・添加物を使っている口内炎薬が市販されている。その薬がおすすめ
- 口内炎薬ケナログ(塗り薬)の市販は、ケナログA
- 口内炎薬アフタッチ(貼り薬)の市販は、アフタッチA
- 口内炎薬アフタシール(貼り薬)の市販は、口内炎パッチ大正クイックケア
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