アレグラFX(市販)、アレグラ(薬局)、フェキソフェナジン(ジェネリック)の違い

スポンサーリンク

花粉症持ちの方であれば、一度はアレグラを飲んり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。

アレグラは、眠気の少ないジワーっと鼻水、くしゃみに効く花粉症薬です。

アレグラは2000年に第一号が発売されてからどんどん種類が増えています。

  • 2000年:アレグラ60mg(薬局)
  • 2007年:アレグラ30mg(薬局)
  • 2011年:アレグラOD錠60mg(薬局)
  • 2012年:アレグラFX(市販)
  • 2013年:フェキソフェナジン(ジェネリック)
  • 2015年:アレグラドライシロップ(薬局)
スポンサーリンク

3種類のアレグラ60mg

アレグラ60mg(薬局)、アレグラFX(市販)、フェキソフェナジン(ジェネリック)

左:アレグラFX(市販)
中:アレグラ60mg(薬局)
右:フェキソフェナジン(ジェネリック)

アレグラはフェキソフェナジンを有効成分とする非鎮静性の第2世代抗ヒスタミン剤(抗アレルギー薬)です。

花粉症の症状や(皮膚のかゆみ)の緩和を目的として使用されています。

スポンサーリンク

アレグラFX、アレグラ、フェキソフェナジンの添加物の違い

アレグラとフェキソフェナジン(ジェネリック)の添加物の違い

添加物とは、錠剤の形を整えるためや、安定性の向上のために使用されている有効成分以外の成分をいいます。

アレグラ
有効成分フェキソフェナジンと
結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ポビドン、酸化チタン…などの添加物で構成

アレグラとそのジェネリックであるフェキソフェナジンは有効成分が同じですが、添加物が違います

しかし、ジェネリックの中にはオーソライズドジェネリックと呼ばれる添加物も先発品と同じ特別なジェネリックがあります。

オーソライズドジェネリックとは、製造の元となる原薬、添加物、製造方法などが先発医薬品と同一のジェネリックです。

アレグラのオーソライズドジェネリックは、フェキソフェナジン「SANIK」です。

  • フェキソフェナジン「SANIK」
    →オーソライズドジェネリック
    →先発医薬品と同一(違いは名前)

  • フェキソフェナジン「サワイ」「ファイザー」他
    →普通のジェネリック
    →添加物などの違いがある

アレグラFXとアレグラの添加物の違い

アレグラFXとアレグラも添加物の違いはありません。全く同じです。

なぜならば、アレグラFXはアレグラと同一の原薬、添加物で製造されているからです。

(アレグラFXの開発発売には、「アレグラの発売元サノフィ」と「湿布で有名な久光」との合弁会社久光-サノフィ株式会社が関わっています)

つまり、次の3種類は有効成分と添加物が全く同じフェキソフェナジン薬です。

  1. アレグラ(薬局)
  2. アレグラFX(市販)
  3. フェキソフェナジン「SANIK」
    (オーソライズドジェネリック)

スポンサーリンク

アレグラFX(市販)とアレグラ(フェキソフェナジン)の効能の違い

フェキソフェナジンはアレグラのジェネリックですので、効能は同じです。

一方、アレグラFXとアレグラ(フェキソフェナジン)の効能には大きな違いがあります。

アレグラ(フェキソフェナジン)は皮膚のかゆみに使用できますが、

アレグラFXは花粉症、ハウスダストなどの鼻アレルギー以外には使用できません。
(アレグラFXは、皮膚のかゆみに使ってはいけない)

  効能
アレグラFX
(市販)
花粉症、ハウスダストなどの鼻アレルギー限定
(くしゃみ、鼻水、鼻閉など)
アレグラ
(フェキソフェナジン)
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、湿疹などのかゆみ
眠くならないクラリチン、ジェネリック ロラタジン、市販は花粉症予防におすすめ
花粉症の症状が出てからでは、なかなかクラリチン(ロラタジン)は効いてこないかもしれません。しかし、花粉症予防薬として服用した場合、期待以上の効果を発揮してくれるかもしれません。

アレグラFX(市販)とアレグラ(フェキソフェナジン)の対象年齢の違い

フェキソフェナジンはアレグラのジェネリックですので、対象年齢は同じです。

一方、アレグラFXとアレグラ(フェキソフェナジン)は対象年齢の違いがあります。

アレグラ(フェキソフェナジン)は医師が診察して薬を処方しますが、アレグラFXは市販薬であるため安全性を重視する必要があるからです。

アレグラは子供用にドライシロップがあり6カ月以上からが対象ですが、アレグラFXは15歳以上が対象です。

(薬局用アレグラ60mg(フェキソフェナジン60mg)は12歳以上

アレグラシリーズの1回あたりの用量

  6カ月
~1歳
2歳
~6歳
7歳
~11歳
12歳以上 15歳以上
市販 アレグラFX × 1錠
薬局 アレグラ60mg × 1錠
アレグラ30mg × 1錠 2錠
アレグラDS 0.3g 0.6g 1.2g

アレグラDS:アレグラドライシロップ

アレグラ60mg(フェキソフェナジン60mg)は増量しても効果は変わりません。

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の方が、
アレグラ(フェキソフェナジン)1回60mg・120mg・プラセボを2週間服用したときの鼻・目症状のスコアの変化量


アレグラインタビューフォームを参考に作成

花粉症目薬の市販おすすめ 充血をとらない血管収縮剤フリー目薬3選
花粉症用に多くの目薬が市販されていますが、ダメな目薬も多くあります。ダメな理由と使うべきおすすめの花粉症目薬を3種類+アルファ紹介します。

アレグラFX(市販)とアレグラ(フェキソフェナジン)の用法の違い

アレグラFXとアレグラ(フェキソフェナジン)の用法の違いはほとんどありません。

  用法
アレグラFX 1日2回朝夕
アレグラ
(フェキソフェナジン)
1日2回

アレグラ(フェキソフェナジン)の用法は1日2回ですので、朝夕食後朝食後と就寝前で使用されることが多いです。

しかし、アレグラは食後を避けた方が花粉症に対する効果が強いです。

アレグラは食事の影響を受けるからです。

【薬の飲み方の理由】ロトリガ、エパデールが食直後 ボナロン(ビスホスホネート)が空腹時(起床時)の訳
薬は食後が基本ですが、それ以外の飲み方で飲む薬があります。なぜでしょう?骨粗鬆症治療薬の起床時、高脂血症エパデール・ロトリガの食直後を例に挙げて解説します。

空腹時、食後にフェキソフェナジン120mg服用したときの血中濃度
アレグラを食後と空腹時に服用した時の吸収の変化(効果の違い)

AUCとは、フェキソフェナジン(有効成分)が血中に入ってきた総量のことです。
AUCは効果の強弱を測るひとつの目安です。
フェキソフェナジンが血中に多く入るということは、それだけ強い効果が期待できます。

花粉症市販薬のアレグラFXは、アレグラと添加物も含めて有効成分が全く同じでした。

そのため、アレグラFXも同様の結果が出るはずです。

アレグラFXの用法が朝夕食後ではなく、1日2回朝夕になっているのはこのためです。

花粉症点鼻薬の市販は血管収縮剤NG!?ステロイド点鼻薬がおすすめ
血管収縮剤入り点鼻薬の長期使用は、後で問題になる場合があります。短期的使用に制限しましょう。おすすめの花粉症点鼻薬市販はパブロン、ナザールなどのステロイド点鼻薬です。

アレグラFX(市販)とアレグラ(フェキソフェナジン)の効果、副作用の違い

アレグラFX、アレグラ、フェキソフェナジン「SANIK」は有効成分と添加物が全く同じです。効果、副作用も同等です。

くしゃみ発作、鼻汁、眼症状の合計症状スコアの変化量

アレグラの効果
アレグラインタビューフォームを参考に作成

アレグラ(フェキソフェナジン)は、第2世代抗ヒスタミン剤の中でも特に眠気などの副作用の少ない花粉症薬です。

アレグラ(フェキソフェナジン)の再審査終了時の副作用報告では次のとおりです。

  • 眠気:0.5%
  • 腹痛:0.2%
  • めまい:0.1%
  • だるさ:0.1%
アレグラ(フェキソフェナジン)は眠気(副作用)なし?花粉症には効果がない?
アレグラ(フェキソフェナジン)は眠くならないけれど、花粉症に効かないとも聞きます。それは的外れではありませんが、花粉症薬の使い方を工夫すれば解決するかもしれません。

アレグラFX(市販)とアレグラ(フェキソフェナジン)の価格の違い

アレグラFXは花粉症市販薬のため自由価格ですが、アレグラ(フェキソフェナジン)には薬価(国が決めた一律の価格)があり健康保険が使えます。

地域差や季節差もありますが、アレグラFX28錠あたりの価格は1500円~2000円程度です。

あいだをとって1750円と仮定すると、アレグラFX1錠当たりの価格は62.5円です。

1錠価格 3割負担価格
アレグラFX 62.5
アレグラ 64.9 19.5
フェキソフェナジン 19.4~34.4 5.8~10.3

健康保険を使った方が安く見えますが、病院では診察料、薬局では技術料などが別途必要です。

アレグラFXを購入した方が安い場合もあります。

花粉症市販薬おすすめ3選!アレグラFX、アレジオン、コンタック鼻炎Z(ジルテック)
花粉症市販薬の中には、医療用とと成分、含有量、添加物が全く同じ薬があります。アレグラFX、アレジオン、コンタック鼻炎Z(ジルテック)です。これらの薬を使えば自分で花粉症対策ができます。

アレグラFXのジェネリック
「アレルビ」

アレグラFXにはジェネリックも発売されています。

「アレルビ」とアレグラFXの違いを確認してみましょう。

アレルビ56T錠パッケージ

添加物の違い

アレルビ(ジェネリック)はアレグラFXと同じような添加物を使っていますが、全く同じではありません。

それが錠剤の形に表れています。

錠剤の形・大きさの違い

アレグラFXはアレグラと同じ楕円形錠ですが、アレルビ(ジェネリック)は丸錠です。

アレルビ錠
アレルビの錠剤

効能効果の違い

アレルビはアレグラFXのジェネリックですので、効能効果は同等です。

価格の違い

(Amazonでは)
アレルビはアレグラFXの半額以下の価格でした。(2017年11月)

まとめ

  アレグラ
60mg
アレグラFX フェキソフェナジン
60mg「SANIK」
フェキソフェナジン
60mg「その他」
有効成分 フェキソフェナジン
添加物 同じ 違う
効能 花粉症
皮膚疾患
鼻花粉症のみ 花粉症
皮膚疾患
効果 同等
対象年齢 12歳以上 15歳以上 12歳以上
価格 薬価 自由価格 薬価