ビーソフテンローションは、あの超有名保湿剤ヒルドイドのジェネリックです。
ジェネリックは、クリーム、ゲル、ローション、フォーム(泡)の4種類がありますが、顔やニキビに使うならばローションがベターです。
なぜなら、ビーソフテンローションはアルコールフリー&ワセリン無添加で、肌に優しく顔がテカる心配もないからです。
そして、化粧品に使い方のルールがあるように、ビーソフテンの使い方にもルールがあり、ポイントは3点(塗る量、回数、タイミング)です。
顔への使い方を中心に解説します。
※ヒルドイドのジェネリックは、ビーソフテン○○もしくはヘパリン類似物質○○という名前で販売されています。
ビーソフテン(ヘパリン類似物質)の種類
ヒルドイドのジェネリック ビーソフテンは6種類あります。
- ゲル
- 油性クリーム
- クリーム
- ローション
- スプレー
- 泡状スプレー
ビーソフテン油性クリーム、クリーム、ローション、スプレーは、顔・体の保湿に使います。
(ビーソフテンゲルは痛みに使う)
使い方が同じ場合、保湿効果はどれを使っても同等ですが、うるおい感が違うため満足感の違いを感じるのは私だけではないと思います。
ビーソフテンローションの成分
ビーソフテンローションはヒルドイドローションと同じヘパリン類似物質を主成分にしています。
ヘパリン類似物質は、主に保湿効果、血行促進効果、傷痕を治す効果の3つの効果があります。
しかし、添加物が違うため、ビーソフテンローションとヒルドイドローションは、塗り心地と見た目が全く違います。
添加物とは、薬の主成分以外に使われている成分(油性成分、水性成分、安定剤、保存剤、乳化剤)のことです。
ビーソフテンローションが顔にピッタリな理由
ビーソフテンローションの添加物をみると、顔にピッタリな理由が見えてきます。
ビーソフテンローションの添加物
- カルボキシビニルポリマー
- ヒプロメロース
- ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール
- 1,3-ブチレングリコール、グリセリン
- トリエタノールアミン
- パラオキシ安息香酸メチル
- パラオキシ安息香酸プロピル
顔にピッタリな理由1
ビーソフテンローションはアルコール無添加(エタノール無添加)で、顔の皮膚刺激も少なくかゆみなどの副作用も起こりにくいです。
なぜなら、アルコールには洗浄・殺菌作用がありますが、敏感肌の方はアルコールで肌トラブルを起こす場合があるからです。
(それでも肌に合わない。塗ると顔がかゆいという方も少数います)
『ビーソフテンローションは赤ちゃんの湿疹にもOK!副作用はこれだけ』
顔にピッタリな理由2
ビーソフテンローションはワセリン無添加です。
そのため、顔に塗ってもベタつきがなくサラっとした塗り心地で、顔のテカリもありません。
こちら↓はビーソフテンローションを腕に塗って伸ばした画像です。
ビーソフテンローションは、少し伸ばせば肌に完全になじみます。ですので、顔に塗っても全然目立ちません。
化粧水代わりに使ってしまうのも納得してしまいます。(←ダメダメ)
ビーソフテンローションにはスプレータイプもあります。
『ヘパリン類似物質外用スプレーは顔に使うと爽快!使い方をシンプルに解説』
ビーソフテンローションが顔ニキビにもピッタリな理由
オイリー顔に多い肌トラブルがニキビと思われがちですが、乾燥でニキビができる場合もあります。
- オイリー顔に多い思春期ニキビ
- ドライ顔に多い大人ニキビ
乾燥肌で顔ニキビができるカラクリはこうです。
- 顔のバリア機能が低下すると、肌から水分が逃げて乾燥する。
- 顔の乾燥が続くと、肌は弾力性を失う。
- 肌が弾力性を失うと皮脂がつまり、顔ニキビができやすい環境が整う。
ビーソフテンローションは保湿効果で、顔ニキビができにくい肌環境を整えます。
※「ビーソフテンローションでニキビが治った」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、ビーソフテンローションは直接ニキビを治すニキビ薬ではありません。
『ビーソフテンローションと化粧水の順番はこう!ニキビ薬より先に塗ってね』
顔ニキビにヒルドイドローションはどう?
本家ヘパリン類似物質 ヒルドイドローションも、顔に塗るにはいい保湿剤です。
ヒルドイドを顔に塗ると、ビーソフテン以上のうるおいパワーを感じるでしょう。
しかし、ヒルドイドローションは、油分成分である白色ワセリンを添加物に含みます。
過剰な油分は皮脂をつまらせる原因になるため、顔ニキビには化粧水のような塗り心地のビーソフテンローションがよりおすすめです。
『ヒルドイドローションで顔にうるおい100%!使い方をホンキで解説』
ビーソフテンローションの使い方1 (塗る回数)
ビーソフテンローションの塗る回数のルールはありませんが、1日2回がおすすめです。
なぜなら、ビーソフテンの先発であるヒルドイドを1日1回と2回使ったときの効果の違いを比較したデータがあり、ビーソフテンも同様と考えられるからです。
<ヒルドイド塗布回数・塗布量の違いによる効果比較>
出典:マルホHP(一部改変)
この効果比較からわかることは2つです。
- 1日1回ヒルドイドを使ったとき、塗る量を増やしてもうるおいに差はない
- 1日1回より2回使ったほうが効果がある
ビーソフテンローションの使い方2 (塗るタイミング)
ビーソフテンローションの塗るタイミングは朝と入浴後がベストです。
朝に塗る理由
外出前の朝であれば、顔からつま先までしっかり塗れるからです。ビーソフテンローションはテカリがないため、顔もたっぷり使えますね。
入浴後に塗る理由
次もヒルドイドのデータですが、ビーソフテンも近い結果がでると予測できます。
入浴1分後と60分後の保湿効果の関係
(ヒルドイド塗布2週間後)
出典:マルホHP
入浴後1分後にヒルドイドを塗る場合と、入浴後60分後にヒルドイドを塗る場合では、2週間後の肌の水分量に10%程度の違いがあります。
ビーソフテンローションの使い方3 (塗る量)
ビーソフテンローションは、塗ったところがジュワ~ッとうるおうくらいの量を塗ります。
(目安は0.5gあたり、手のひら2枚分)
ビーソフテンローションを皮膚にすりこむように塗ると、より効果が得られるといわれています。
ビーソフテンローションの効果はこちら!
『まだ知らないの?ビーソフテンローションは化粧水代わりにならないよ』
ビーソフテンローションの顔への使い方
- クレンジングをしてメイクをキッチリ落とします。
- 洗顔後、(ビーソフテンローションより先に)化粧水・乳液を塗ります
- 10円玉くらいの量のビーソフテンローションを手のひらに取ります
- 取ったビーソフテンローションを手のひらにこすりあわせます
(こぼさないように注意!) - 手のひらを使って顔全体にやさしく円を描くように、下から上へクルクルっと塗り伸ばします。
このとき、顔をこすらずに顔全体にやさしく塗り広げるのがポイントです - 目と口のまわりは、入らないように気を付けて塗り伸ばします
- 耳の後ろも忘れずに塗ります
うるおい感が足りないようであれば、3~7を繰り返します。
『発表!ヒルドイドの順番 化粧水/乳液/ニキビ薬/ステロイド』
ビーソフテンローションの市販
ビーソフテンローションの代わりに使うのであれば、こちらの市販薬がおすすめです。
その理由とヒルドイドの市販薬は、コチラの記事にまとめています。
『ヒルドイド市販 ビーソフテンの代わりはHPローションで決まり!』
まとめ
リンクをクリックすると対応する記事内に戻ります。
- ビーソフテンローションはヒルドイドローションのジェネリックであるが、塗り心地が全く違う
- ビーソフテンローション→液状のさっぱりタイプ
ヒルドイドローション→乳液状のしっとりタイプ - ビーソフテンローションの主成分は、ヘパリン類似物質
- アルコール、ワセリン無添加のビーソフテンローションは顔保湿に使いやすい
- 乾燥して起こる顔ニキビにもおすすめ。ただし、ニキビを治療する薬ではない
(ニキビが悪化するときはすぐに中止する) - ビーソフテンローションの使い方は、朝と入浴後にすり込むように塗る
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