ヒルドイドのジェネリック(ビーソフテン・ヘパリン類似物質)はご存じですか?
ジェネリックとは、同成分を使って少し価格を抑えた後発品のことを言いますが、効果は同等です。
しかしながら、ヒルドイドとそのジェネリックには「使用感の違い」があります。
例えば、ヒルドイドローションとビーソフテンローションでは、明らかな使用感の違いがあります。
この記事を読めば、ヒルドイドとジェネリックをまとめてマスターできます!
さあ、始めましょう。
ヒルドイドとジェネリックのまとめ
ヒルドイドとジェネリックをビジュアルでまとめるとこの通りです。
先発 | ジェネリック |
---|---|
ヒルドイドソフト軟膏 | ヘパリン類似物質油性クリーム |
ヒルドイドクリーム | ビーソフテンクリーム |
ヒルドイドローション | ビーソフテンローション |
ヒルドイドフォーム | ヘパリン類似物質外用スプレー ヘパリン類似物質外用泡状スプレー |
ヒルドイドとジェネリックは使用感が違う
ヒルドイドとジェネリックの大きな違いは使用感です。
そして、使用感の違いの原因は添加物です。
添加物とは、薬の主成分以外に使用される、油性成分、水性成分、安定剤、保存剤、乳化剤(界面活性剤)のことです。
主成分を溶かしこむ受け皿のような役割をする添加物を基剤といいます。
ヒルドイドとビーソフテン(ヘパリン類似物質)は0.3%が主成分で、残りの99.7%は添加物です。
塗り薬の使用感や安定性を決める添加物は、主成分と同じくらい重要なのです。
さあ、特徴のある次の保湿剤の違いを確認してみましょう。
ヒルドイドローションとビーソフテンローションの違い
ヒルドイドローション (先発) |
ビーソフテンローション (ジェネリック) |
ヒルドイドローションとビーソフテンローションの添加物の違いは明らかです。
ヒルドイドローションは粘度のある乳液状です。
『ヒルドイドローションで顔にうるおい100%!使い方をホンキで解説』
一方、ビーソフテンローションはさらっとした液状です。
『ビーソフテンローションは顔、ニキビにピッタリ!使い方はシンプルでOK』
また、ビーソフテンローションには、そっくりな市販薬があります。
『ヒルドイド市販 ビーソフテンの代わりはHPローションで決まり!』
ビーソフテンローションとヘパリン類似物質外用スプレーの違い
ビーソフテンローションとヘパリン類似物質外用スプレーは、入っている液剤は添加物も含めて全く同じです。
ビーソフテンローションとヘパリン類似物質外用スプレーの違いは容器と薬価です。スプレーボトルに入っているかどうかで、価格の違いがあります。
衛生的に好ましくありませんが、ヘパリン類似物質外用スプレーにビーソフテンローションを詰め替えるという裏ワザが使えます。(ただし、メーカーは非推奨)
『ヘパリン類似物質外用スプレーは顔に使うと爽快!使い方をシンプルに解説』
ヒルドイドフォームとヘパリン類似物質泡状スプレーの違い
ヒルドイドフォームは形の整った泡が出ます。
一方、ヘパリン類似物質外用泡状スプレーはガスを使っていないので、ほわほわ~とした泡がでます。
ヒルドイドフォームはビーソフテンローションに似た使用感で、さっぱりしてベタツキがありません。
『ヒルドイドフォームとヘパリン類似物質外用泡スプレーの6つの違い』
一方、ヘパリン類似物質外用泡状スプレーはヒルドイドクリームとローションの中間の使用感で、しっとりしています。
『ヘパリン類似物質外用泡状スプレーは顔もOK!使い方もこれで完璧に』
ヒルドイドとジェネリックの感覚的な効果の違い
ヒルドイド(ビーソフテン/ヘパリン類似物質)のソフト軟膏、クリーム、ローション、フォーム。
これを同じ量を同じところへ同じ回数だけ塗れば、保湿剤としての効果は理論上同じです。
しかし、先に解説したように、使用後のしっとり・さっぱりという感覚的な違いがあるため、保湿剤としての効果にも違いがあるように思えます。
私のヒルドイドとビーソフテン(ヘパリン類似物質)の効果の満足度は次の通りです。
満足度 | 保湿剤 | しっとり感 | 伸び | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
強い | ヒルドイドソフト軟膏 | 強い | 伸びにくい | ||||||||
↓↑ | ヘパリン類似物質油性クリーム | ↓↑ | ↓↑ | ||||||||
↓↑ | ヒルドイドクリーム | ↓↑ | ↓↑ | ||||||||
↓↑ | ビーソフテンクリーム | ↓↑ | ↓↑ | ||||||||
↓↑ | ヘパリン類似物質外用泡状スプレー | ↓↑ | ↓↑ | ||||||||
↓↑ | ヒルドイドローション | ↓↑ | ↓↑ | ||||||||
弱い | ヒルドイドフォーム ビーソフテンローション ヘパリン類似物質外用スプレー |
弱い | 良好 |
ヒルドイドソフト軟膏は正式には軟膏ではなくクリームですが、油性成分ベースのクリームのため、肌の上にのっている感覚が持続します。
ビーソフテンローションはサラっとして使用感は一番です。
すぐに乾くため保湿剤としての効果の満足度は低いですが、顔やニキビ顔に使うならば、ビーソフテンローションのさっぱり感はおすすめです。
『あなたは間違っている!保湿剤の超定番ヒルドイドの正しい使い方』
まとめ
ヒルドイドとジェネリックの大きな違いは価格と使用感だね。
ヒルドイドとジェネリックでは、塗った後のしっとり具合などが感覚的に違うので、保湿剤としての効果には違いがあるように感じてしまう。
でも、理論上は同じ量を同じ場所に使えば、同等の効果が得られるんだ。
また、ヒルドイドローションを乳液代わりに使っている方もいるけど、あまり意味ないよ。
もし、乳液代わりに使いたいなら、美容成分配合のNALC薬用ヘパリンミルクローション がいいじゃないかな。
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