パタノール点眼液は花粉症に効かない目薬? 効果と副作用 コンタクトは?

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目薬

アレロックは2001年に発売され、少し眠くなるかもしれないが効果は抜群な抗アレルギー薬(第2世代抗ヒスタミン薬)として知られています。

パタノール点眼液の有効成分はアレロック錠と同じオロパタジンで、2006年に発売されました。

パタノール点眼液は、オロパタジンの圧倒的な抗ヒスタミン作用によって、花粉症の目の症状を改善し、

花粉症目薬のなかでは使用頻度の高い抗アレルギー目薬となりました。

花粉症の時期に一度は使ったことがあるのではないでしょうか?

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花粉症の目の症状(アレルギー性結膜炎)

花粉症といえば、鼻の症状(鼻水、鼻づまり、鼻のムズムズ感、くしゃみ)を想像する方が多いと思いますが、目にもつらい花粉症の症状が出ることがあります。

花粉症の目の3大症状は目のかゆみ充血涙が出るです。

このような目の症状を速くしずめるためには、花粉症目薬が有効です。

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花粉症目薬は効かない?

パタノール点眼液に限らず、花粉症目薬(特に抗アレルギー目薬)は花粉症に効かないと思っている方は多いです。

花粉症目薬は大きく分けて症状別に4種類あり、症状によって使い分けが必要で、期待できる効果も若干違います。

花粉症目薬の種類 主な効果 即効性 目薬の例
抗アレルギー目薬 かゆみ
充血
×~△ パタノール
アレジオン
ザジテン
リボスチン
ステロイド目薬 かゆみ
まぶたの腫れ
△~○ フルメトロン
リンデロン
オドメール
抗菌目薬 まぶたの腫れ
充血
目やに
クラビット
ガチフロ
ベガモックス
免疫抑制目薬 ひどいかゆみ
充血
まぶたの腫れ
タリムス
パピロックミニ
アレジオン点眼液はコンタクトしたままでOK!効果と副作用 花粉症にも大活躍
アレジオン点眼液は、2014年末に防腐剤フリー化でコンタクトレンズをしたまま点眼できる目薬になりました。値段が高いながらもじわじわとシェアを伸ばしつつあります。

花粉症に中心的な役割を果たす花粉症目薬が抗アレルギー目薬ですが、抗アレルギー目薬は効く、効かないの個人差が大きいです。

症状が出てから使うか?症状の強さによって効き方も違います。

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パタノール点眼液

パタノール点眼液が発売されるまでは、リボスチン、ザジテンの使用が多かったように思います。

パタノール・リボスチン・ザジテン・インタール・リザベン・ゼぺリン

先述のとおり、パタノール点眼液の有効成分はアレロックと同じオロパタジンです。
(「アレロック点眼液」の名前で発売しなかったのが不思議なくらい)

オロパタジンの圧倒的な抗ヒスタミン作用によって、花粉症の目の症状(かゆみ、充血)を緩和します。

一気に花粉症目薬(抗アレルギー目薬)の市場に食い込んできました。

花粉症目薬(抗アレルギー点眼液)パタノール、アレジオン、ザジテン、リボスチン
花粉症による目のかゆみや充血の症状には抗アレルギー目薬(パタノール、アレジオン、ザジテン、リボスチン…)が使用されますが、値段が高いのがネックです。

パタノール点眼液は花粉症に効かない?

抗アレルギー目薬は3種類に分類できます。

  1. 抗ヒスタミン作用のある目薬
  2. ケミカルメディエーター遊離抑制作用のある目薬
  3. 両方の作用がある目薬(←パタノール)
ケミカルメディエーターとは
かゆみの原因となる化学物質のことで、ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサンA2などがあります

花粉症の症状に即効性があるのは抗ヒスタミン作用を持つ抗アレルギー目薬です。

目のかゆみなどの花粉症の症状がすでに出ているときは、抗ヒスタミン作用を持つ抗アレルギー目薬を使用しないと、なかなか効かないです。

ケミカルメディエーター遊離抑制作用を持つ目薬は即効性は期待できませんが、アレルギーの予防効果が優れた目薬です。

花粉症予防薬と治療薬 薬(目薬、点鼻薬)は花粉飛散前のいつから?
毎年花粉症の目のかゆみ、鼻水、鼻づまりの症状が出るならば、予防などの対策をとるべきです。通常、症状が出てから薬を開始しますが、症状が出る前からの薬の服用が重要です。

パタノール点眼液は「抗ヒスタミン作用」と「ケミカルメディエーター遊離抑制作用」の2つの作用があり、花粉症治療と予防に優れた効果が期待できます。

ただ、目薬を点したらすぐに花粉症が治まると思っている方が本当に多いです。

期待とは裏腹に、抗アレルギー薬(飲み薬)と同様に、抗アレルギー目薬も症状が出てからではすぐに効かないです。

花粉飛散予測日の約2週前、または症状が少しでも現れた時点で抗アレルギー点眼薬の投与を開始すると効果的である

日本アレルギー学会ガイドラインより

期待が大きすぎるため、「パタノール点眼液は花粉症に効かない」という烙印を押されている感じがしてなりません。

花粉症症状(目のかゆみ、充血、目やに)に効く目薬【結膜炎治療】
目の花粉症症状は主に3種類で、目のかゆみ、充血、目やに(目脂)です。これらの花粉症症状を抑えるために3種類の目薬(抗アレルギー目薬、ステロイド目薬、抗菌目薬)を点眼・併用します。

パタノール点眼液の効果

パタノール点眼液は、花粉症による目のかゆみ充血の症状を緩和します。

パタノール点眼液の目のかゆみへの効果
目のかゆみへの効果
(そう痒感重症度点数)

パタノール点眼液の目の充血への効果
目の充血への効果
(眼瞼及び眼球結膜充血の重症度合計点数)

パタノール点眼液は、効果が出るまで1~2週間程度の期間が必要です。

パタノール点眼液の使い方

パタノール点眼液の使い方
出典:日本アルコンHP

パタノール点眼液は、朝・昼・夕・寝る前1日4回・1回1滴点眼します。

パタノール点眼液は点眼可能であれば、子供でも普通に使うことができます。

使い方は子供も大人と同じで、1日4回・1回1滴です。

パタノール点眼液の保存と使用期限

パタノール点眼液1本で約160滴(20日分)使用できます。

パタノール点眼液は1日4回が原則ですがので、たまに忘れることもあると思います。

開封後のパタノール点眼液の使用期限は、遮光、室温保存(1~30℃)の保存条件で、約1カ月です。
開封前はパタノール点眼液の容器に記載の使用期限までOK)

パタノール点眼液とコンタクトレンズ

パタノール点眼液は、添加物(ベンザルコニウム)が使用されているため、コンタクトレンズをしたまま使えません。

そのときは、コンタクトレンズをする前の朝コンタクトレンズを取った後の夜、1日2回パタノール点眼液の点眼でも1日4回点したときに近い効果が期待できます。

本剤に含まれているベンザルコニウム塩化物は、ソフトコンタクトレンズに吸着されることがあるので、点眼時はコンタクトレンズをはずし、10分以上経過後装用すること

パタノール点眼液添付文書より

花粉症目薬の市販おすすめ 充血をとらない血管収縮剤フリー目薬3選
花粉症用に多くの目薬が市販されていますが、ダメな目薬も多くあります。ダメな理由と使うべきおすすめの花粉症目薬を3種類+アルファ紹介します。

パタノール点眼液はコンタクトレンズ装着前後の点眼でもOK

パタノール点眼液は、コンタクトレンズ装着前後の1日2回の点眼でも、1日4回点眼したときと近い効果が期待できます。

パタノールかゆみ軽減効果(1日2回vs4回)

パタノール1日2回、4回点眼時、かゆみ軽減効果の差
後期第Ⅱ相試験より

コンタクトレンズ、インプラント、出産費用、歯科矯正は医療費控除の対象?
治療を目的とする医療費は、医療費控除の対象です。しかし、治療を目的としない医療費の中にも、医療費控除の対象となるケースもあります。

パタノール点眼液の副作用

パタノール点眼液は点し心地のいい目薬です。

点眼後刺激感の副作用がほとんどありません。
(後述:パタノール点眼液はしみない目薬)

子供も安心して使えます。

副作用 副作用頻度
刺激感 0.1%
痛み 0.1%
かゆみ 0.1%
副作用全体 0.6%

  • 1歳以上7歳未満の子供:副作用0%
  • 7歳以上15歳未満の子供:副作用0.8%
    (使用成績調査及び特定使用成績調査より)

パタノール点眼液はしみない目薬

パタノール点眼液は、涙の成分に近い目薬です。

パタノールと涙の比較 pH 浸透圧比
パタノール点眼液 7.0 0.9~1.1
7.45 1.0

そのため、パタノール点眼液は点眼したときの違和感(不快感、刺激感)がほとんどありません。
(涙のpHと浸透圧比に近い→しみない)

パタノールと同等の効果のあるザジテンは、点眼後の刺激感が強い抗アレルギー目薬としても有名です。

パタノール点眼液
他の目薬との併用

パタノール点眼液と同じ抗アレルギー目薬は、併用する理由がありません。

花粉の飛散量が多い日が続いたときや、花粉症の治療が遅れたたときなどは、抗アレルギー目薬だけでは、花粉症の目のかゆみが治まらないことがあります。

その場合は、普段はパタノール点眼液を使い、特にひどい時にフルメトロン、リンデロンなどのステロイド目薬を併用する場合があります。

【花粉症目薬】ステロイド点眼液フルメトロン、リンデロンの効果、副作用、順番
抗アレルギー目薬で、花粉症による目のかゆみと充血症状が治まらない場合は、ステロイド目薬を使うことがあります。ステロイド目薬は、成分とステロイド濃度によって効果と副作用の強弱があります。

さらに、花粉症の目をこすったりしていると、細菌が感染して目がべとべとになったり、ものもらいのように腫れたり、眼脂(めやに)が出たりすることもあります。

その場合は、クラビット、ガチフロ、ベガモックスなどの抗菌目薬とパタノール点眼液を併用する場合もあります。

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抗アレルギー内服薬、セレスタミンはアレルギー性結膜炎の保険適応がありませんが、ひどい花粉症にはよく使われ、パタノール点眼液との併用もあります。

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まとめ

  1. パタノール点眼液の有効成分はアレロック錠と同じオロパタジン
  2. パタノール点眼液(抗アレルギー目薬)は効く、効かないは個人差が大きい
  3. 花粉症の症状に即効性があるのは、抗ヒスタミン作用を持つ目薬。
    予防に有効なのが、ケミカルメディエーター遊離抑制作用を持つ目薬。
    であるが、実際は症状が出てからではすぐに効かない
  4. パタノール点眼液は、効果が出るまで1~2週間程度の期間が必要
  5. パタノール点眼液の効果は、花粉症による目のかゆみや充血の症状の緩和
  6. パタノール点眼液はしみない。点眼可能であれば、子供でも使える
  7. パタノール点眼液は、コンタクトレンズ装着前後の1日2回の点眼でも、1日4回点眼したときと近い効果が期待できる